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余計な感情を頭に押し込み、刀を抜いた。








「なっ、またかよ...!」


「...くっ」







刀と刀がぶつかり合った。

後ろで近藤さんが土方十四郎の身を案じる声が聞こえた。ごめんなさい。
私は、貴方の部下を殺します。









「...死ねっ。土方!」




苦しそうに表情をゆがめた土方十四郎。
切なそうに、愛おしそうに。気のせいか、そんな表情を浮かべた土方。





横からの殺意を感じ、視線だけをそちらに寄越せば、バズーカを構える男の姿が。

体に隠し持っていた小刀を、バズーカの銃口に向かって投げる。




邪魔をするな、その威嚇の気持ちを込めて。







「んで...テメェは!」

「黙れ!!」







腹に蹴りを入れ、その隙に喉元を思いっきり突こうとする...が、それを剣で防がれる。








「オンナを...。斬る趣味はねェ!!」

「んっ」







剣の柄で手首をはたかれ、思わず刀を落としてしまった。

素早く拾おうと身を屈める…が、首筋に土方の刀が当てられた。







動けば殺す。
刀がそう物語っていた。





...でも、それでも!!この男を殺すためなら、この命、捨てる覚悟だって...!

首筋に当てられた剣を鷲掴みする。手に鋭い痛みが走り、剣に血が伝った。








「お前だけはっ、絶対にころ____」








「根性だけは一人前だねィ」





そんな声と共に、頭に走る激痛。
ぐらりと闇に飲み込まれ、また駄目だったと悔しさが胸に溜まる。







「ひ、じかた」









また私は、コイツを殺せなかった。









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?京華月 桜?(プロフ) - 真選組の字が違いますよ。「新選組」は現実で、銀魂は「真選組」です。 (2018年3月16日 12時) (レス) id: 8b9ff51846 (このIDを非表示/違反報告)
A .(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2018年2月28日 22時) (レス) id: 7566c011e8 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫-ここな-(プロフ) - とっても面白かったです!!その文才で私の小説を読んでいただきたい(( (2018年2月18日 20時) (レス) id: 1bf0eee3cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まま松 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月18日 19時

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