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二人の間にピリついた空気が流れる。
「まぁまぁその辺にしておきな。恵。この子は善悪の基準がわからない謂わば子供だ。」
その台詞にムキッーと怒る彼女の口に五条はロリポップキャンディを突っ込むと彼女は大人しくなった。
その様子に真希がプッと笑う。
「食うか?」
真希が差し出したしっとりクッキーを彼女はジッと見つめると大事そうにポケットに入れた。
「ありがとうは?」
『・・・ありがとう。』
ガキじゃん笑笑と野薔薇が笑うとまたむすっとした顔になる。
『私だって信者とかの前ならちゃんとしてるし!』
たしかに彼女は信者たちの前では非常にカリスマだ。
しかし本性は子供、幼さを見透かされて羞恥で顔が赤く染まった。
こうやって同年代の人と付き合わせることで思いやりとかそういうのが身に付いていくはずだ。
手持ちの呪霊を可愛がれるくらいには思いやりがあるのだから。
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作者名:かむかむ | 作成日時:2021年5月6日 23時