Blood auction【青】

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さとみside


明らかに警戒してた顔からほっとしたような顔になる。


…なんだよ。


…どうせお前もあいつらと同じなんだろ？


優しいころんにつけこんで結局裏切るんだろ、最後には。


見え見えなんだよ。ざまぁねぇな。


俺は愛想笑いをする。


優しく見えるように。


後で、俺を見たときに怖いって思わせるために。


さ「ねぇ、お願い聞いてくれない？」


？『…な、なんですか…？』


そういうぶりっ子してるような女が一番嫌い。


俺は表情を消して告げた。




さ「今すぐ、ころんの家から出てけ」




そいつは驚いた顔をした。


俺は笑顔を顔に貼り付ける。


皮肉っぽい、笑顔を。


さ「俺嫌いなの。お前みたいな奴。


なんでかわかる？まぁわかるわけねぇよなぁ〜」


相手に質問している口調で、でも答えさせないのが一番効く。


さ「お前みたいな奴はころんを傷つけんだよ。


お前は、ころんにとって本当は邪魔でしかねーの。


あいつ優しいだろ？だから自分犠牲にしてもお前みたいな奴ほっとけねぇだけだ。


ころんがかわいそうだろ？


本当にころんのこと思ってんだったら今すぐころんの家から出てけ」


捲し立ててそいつをみると、青ざめていた。


？『傷…つける…？』



なに？まだしらばっくれんのかよ。



さ「ころんが帰ってくる前にさっさと行くぞ」



手をつかんだ。



さ「下まで俺が連れてってやる。そこからはしらねーからどっか勝手に行け」



そう行って引っ張ると素直についてきた。


窓から飛び降りてころんの家の敷地から出る。


さ「…おい、早くいけよ」


そう言うとそいつはフラフラ歩き出した。


…あいつ、どこ行くんだろ。


まぁいいか、


俺には関係ない。


俺はころんが傷つかなきゃなんだっていいんだよ。


背中を向けて俺は家に帰った。




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嬉しすぎます、ありがとうございます！！！

これからもがんばります！！



あと、さとみくんがやばいキャラになってますけどBLじゃないです。

過保護すぎるちょっと不器用な親友キャラっていうのがこのお話でのさとみくんのイメージです(今の所)

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