Blood auction【青】

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Aside


？「え、なにさとちゃん消えんの？」


？「…悩みあるなら俺聞くぞ、さとみ」


…だれ…？

あきかけたとびらからはいってきたのはふたりのおとこのひと。

ひとりはとびらのちかくにたってるくろかみのひと。

まえがみがすこしあかい、…あれどうなってるのかな…？

さ「莉犬…莉猫にぃ」

ぽかんとしたようなさとみさんのこえにかんがえるのをやめてふりむいた。

『……りいぬ…？りねこ？…』

？「こんにちは〜〜！！おねーさんどーしちゃったのその格好」

？「おい、莉犬」

？「あぁ、ごめんってば〜」

りいぬ、とよばれたあかいかみのおとこのひとはわたしにちかづいてきた。

『…、え？」

り(←莉犬くんです)「おねーさんのこと、ちょっと借りるね？」

きがつくとからだがふわっともちあげられている。

『………………え？』

り「しゅっぱ〜つ！！」

『え、っっえ！？』

こ「…おい！！莉犬くんっ！？どこ行くんだよ！！！！」

あわてたころんさんのこえ。

猫(こっちがりねこくんです)「…おい、莉犬」

さ「莉犬！！おい！！！おいってば！」

わたしをかかえたりいぬさんは、まわりのこえもきかずにまどわくにとびのった。

したは…

た、たかい…！！！！

ここ、なんかい！？

びっくりするわたしをよそにりいぬさんはまさかのこうどうにでる。

り「いただきっ♡」

そして、

さ「Aちゃんっっっ！！！」

猫「…、おい！」


こ「まってっっっっ…

まってよっ、

Aちゃんっっっいかないでっっっ！！！！！！！」


そんなこえもよそに、


『〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！！！！！』

まどから、とびおりた。




し、しぬのかな、わたし…

ぎゅっとめをとじる。

たすけて、

『…こ、ろん…さっ……！！！！』


そこで、わたしはきをうしなった。

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