Blood auction【青】

＿ ページ16

ころんside＞＞10years ago

ｺﾞｯ…

？「…ｯ、や、っめ…」

？「あんたなんか…あんたなんか、あんたみたいな下人が何様のつもりよ！！！！！」

鈍い音、苦しそうなうめき声、割れそうな怒鳴り声、



僕は、耳を塞いでた。


今ならわかる、コトバの意味。



僕の母は、父の家柄の足元にも及ばないほど身分が低い家柄の出身だった。

そんな時に父と巡り合って、結婚したんだ。

まぁ、周りの人は母をよく思わないわけで。

ありもしない噂流されたり、食べ物にゴミを混ぜられたり。

どんどん嫌がらせはエスカレートして行ったって、数年前に母の日記を見つけて知った。

暴力と陰口に耐えられなくなった母は家の屋上から飛び降り自 殺を図った。


いまでも、覚えてる。


母の、言葉。


母「ころん、聞いて。

貴方のお父さんはすごく優しい人なの。

周りにも身分にも何にも縛られずに、

自分を信じて、周りも信じられるすごい人。

だから、ころんだけはお父さんを責めないでね。

ころんにはお父さんみたいな優しい人になって欲しいな」





あの時

母の異変に気付けていたらって思うけど

後悔したって過去は変わらない。







ごめんね、母さん




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話の流れでなんか切るところ微妙ですみません…( ; ; )

ていうか！！！！
作ったばっかなのに…！！！

お気に入り登録者数１０人ありがとうございます…！！！

嬉しすぎて禿げそうです(？)

ではまた明日！！

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