【男主】男なのに男にモテてる【歌い手】【最俺】

21：朝飯 ページ21

朝飯を食べなければ


『おいキヨ、飯食べるからどけ、邪魔。』


そう言い振りほいてキッチンへと向かう


後ろからは「ひどくね！？」とキヨの声


聞こえないふりをして1階へと降りる


さて、今日は何を作ろうか


といってもそんなに空いてはいない


スープとパンでいいか


まえはそらるが作ってくれた卵スープだったから


コンソメスープにしよう


パンをトースターにかけ焼いている最中に


野菜を用意する


冷蔵庫にあったカット野菜


これが案外便利なんだよな


水も沸騰したところで野菜を投入


すると後ろからキヨの声が聞こえた


キ「おっスープ作ってんのか！俺にもくれよ！」


案の定キヨが欲しいと言ってくる


『そう言うと思ってお前の分も用意するからな』


するとキヨは顔を明るくさせ


キ「マジで！？サンキューA！大好き！」


俺に抱きついてくる


とっさの行動で俺は驚く


『ちょっと、火があるから危ない、離れろ』


焦らず冷淡に


ベリっと引き剥がす


顔が熱いが知らない


キ「え〜…！」


『な、なに…』


キヨが目を見開き俺の顔を見る


じっ〜と見られるから恥ずかしい


『あ、んま、見んなよ…』


さらに顔が熱くなるのがわかる


思わず手で顔を隠す


するとキヨは俺の手を掴み顔から離そうとしてくる


『なっ、はなせよ…』


力ずくで抵抗する


なんで、いま、みられたくないのに


キ「ねぇ、A

顔、見せて、見たい」


『へっ…』


力抜けた声が出たと同時に


抵抗してた自分の手の力が弱まる



あっやべ、見られる＿＿＿＿＿＿



目をぎゅっと瞑る








…あれ、反応がこない


少し目を開けてみる


そこには口角を上げて笑っているキヨ


『な、に、わらってんだよ』


キ「いやぁ…Aが可愛いなぁって」


『は！？』


思わず大声が出てしまう


『か、可愛いって…』


キヨの口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった


また顔に熱が集まる


『う…』


恥ずかしい


キヨにこんな顔を見られるなんて


逃げたくなる


キ「…ほんとに可愛いなぁ」




チュ







と








リップ音が鳴り









俺の唇に








キヨの唇が重なった

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