二番の境界 其の三 ページ7
in主
花「それって三番の境界にも行けるってコト？」
驚く私達をよそに冷静に先生に尋ねる花子さん
先生は頸を縦に振った。
光「でも二番の境界は先輩がぶっ壊したはずだぜ！」
土「そりゃ、管理権を奪っただけだ
境界、それ自体は存在している。
管理者がいないおかげで荒れてはいるだろうがな
そうだろうエキノコックス」
ヤ「うるさい根暗蜘蛛」
境界…機能してたんだ…
軽いショックを受ける。
だって、境界を使えば毎日どこでお昼ご飯食べるか悩まなくて済むのに！
はっ、
八尋さんが大変な状況なのに自分勝手に考えてしまった。
ヤ「A！」
主「わっ」
急にヤコちゃんが私の腕に飛び込んでくる。
そのまま私の腕から顔を出した。
ヤ「大体、なんであたしが手伝わないといけないのよ！
あんたの助手がどうなろうとあたしの知ったことじゃ…」
駄々をこねるヤコちゃんを花子さんの方に向ける。
花子さんは包丁片手にヤコちゃんを脅し始めた。
花「きつねうどん」
ヤ「あたし関係な…」
花「うどん」
ヤ「関係ない…」
それでも折れてくれないヤコちゃんをこっちに向ける。
主「そういえば、ヤコちゃんって前に私を神隠ししようとしたよね。」
明らかにヤコちゃんの顔色が悪くなった。
主「私、あの後キコくんや仙さんに弁解してヤコちゃんを無罪にしたんだ〜」
ヤ「そ、それは…ありがとう…」
主「いや〜、大変だったよ。
ヤコちゃんを消すだの、祓い屋に差し出すだの皆カンカンでね〜」
ヤ「……うぅ」
完全に委縮したヤコちゃんに笑みを深めて更に追い詰める。
主「話は変わるんだけどね、勝手知らない境界に一人ぼっちってすっごい心細いんだよ。
特に暗い洞窟なんて最悪で…」
ヤ「分かった！分かったわ！！手伝うから！」
冷や汗をダラダラ垂らすヤコちゃんに笑みを緩める。
主「本当？ありがとう、ヤコちゃん！
花子さん、源くん、協力してくれるって」
二人の方を見るとぶるぶる震えていた。
光「オレ、清瀬先輩を怒らす事は絶対にしないッス」
花「女ってコワイ……」
・
普段温厚な人ほど怒らすと怖いってね…by作者
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
