二番の境界 其の二 ページ6
in主
大人しく掃除にいそしんでいたら、バンッと勢いよく準備室の扉が開いた。
凄い剣幕で源くんと花子さんが入ってくると開口一番、土籠先生に向かって源くんが叫んだ。
光「蜘蛛野郎！！三番の境界に行くにはどうすればいい！！！」
土「…は？」
先生と私がポカンとしていると花子さんが早口で説明を始めた。
曰く、鏡から現れた手が八尋さんを鏡の中に引きずり込んで連れ去ってしまったと
連れ戻しに行くにはどうすればいいかと
土「んで…なァんで俺のトコに来るんですかねェ」
事情を聞いた先生の第一声がそれだった。
花「だってぇ、ヤシロが攫われてから二時間くらい経つのに三番の境界に行けないんだよー！
なんとか三番の境界に入れてもらおうと思って、少年と土下座してみたりしたけどダメだったしさ」
光「お願いします蜘蛛野郎！！」
土「あのなァ」
飽きれたように物言う先生に焦ったような花子さん
そこに必死に頼み込む源くんが加わって若干、カオスだ
花「ヤシロが…怪我してたりしたら困る
俺の助手なのに…
教えてよ、土籠…ダメ？」
土「まァ…知らんことはありませんけどね」
焦りを押し殺してお願いする花子さんに先生も折れたらしい。
先生は戸棚の上にいるヤコちゃんをひょいっと捕まえると花子さんの方に投げた。
ヤ「ん？」
起きるヤコちゃん
花「二番？なんで？」
頭にクエスチョンマークを浮かべる私達
土「まァ聞け」
先生は説明を始めた。
土「七不思議の境界はそれぞれ学園内の様々なものを管理する役割がある。
俺の書庫は記録、時計守は時間、そして二番は空間
そいつの境界を通れば学園内なら大抵の場所に行けますよ」
光「なっ」
主「そんなことが…」
初耳だ。
ヤコちゃん…何で教えてくれなかったの
いや、知ったところでどう使うとか、全然そんなことないんだけど
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
