噂と甘い夢 其の一 ページ26
in主
お祭りが終わって、学園に行くと妙に視線を感じた。
怪異からではなく、人間から
何かしちゃったかな？
少し不安になる。
でも、事細かに教えてくれる友達なんていないから、仕方なく無視することにした。
・
輝「清瀬さん！」
教室に入ると源くんが笑顔で迎えてくれた。
正直、周りからの目がきついのでやめてほしい。
でも、ここで無視なんかしたら、後がもっと怖いしなぁ…
主「おはよう、源くん」
とりあえず、挨拶だけしてすぐに目をそらし、自分の席に座る。
あっという間に源くんはクラスメイトに囲まれる。
あぁ、助かった…
でも、妙な視線は残ったまま
どうするかなぁ…
・
ヤ「アンタ、噂になってるわよ」
主「え？？」
お昼休み、ミサキ階段跡でいつもの様に二人でご飯を食べているとヤコちゃんに言われた。
噂になる？？
私が？？
主「なんで？私何かやった？？」
全く心当たりが無くて、首を傾げるとヤコちゃんは呆れたようにため息をついた。
ヤ「この前の休み、アンタと祓い屋が一緒にお祭りにいたって噂が出てるのよ
デートだとか、告白だとか、遊んだとか、色々あるわよ。」
主「うわぁ…」
見られてたか
でも、それなら納得いくなぁ
お祭りに男女が二人
普通ならヤコちゃんが言った通りの解釈が一般的だろうし、一緒になった理由が怪異見える前提じゃないと分からないから撤回も難しい。
まあ、源くんに学園で必要以上に近づかなければ何とかなるか、なんて考えていたらヤコちゃんからとんでもない爆弾を落された。
ヤ「中でも特段なのが、祓い屋が想い人を待っているのをアンタが邪魔して、そのままずっとお祭りが終わるまで拘束して、隣に居座ったって噂」
主「はぁ！！」
思わず大きな声が出た。
ヤコちゃんはびっくりして、食べていたパウンドケーキから顔を上げた。
ヤ「どっどうしたのよ！？」
主「いくら噂に尾ひれが着こうが構わないけど、それはマズい
ものすごくマズい…」
ヤ「そんなにヤバいものなの？」
よっぽど切羽詰まった雰囲気が出ていたのか、心配そうにヤコちゃんが寄ってきた。
主「うん、全体的に私が悪役みたいになってるから」
ヤ「なによ、大真面目な顔で何を言い出すかと思えば、そんなこと？
そんなの無視しとけば…」
主「無視できないって言うか、させてくれない可能性が高いんだよ」
私はヤコちゃんに説明を始めた。
・
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
