七不思議一番 其の一 ページ22
in主
主「失礼します。土籠先生から書類を預かってきまし…え？」
あの後、あれは先生なりに気遣ってくれたのかな、と結論付けた。
確かに夜の方が怪異の活動は活発になるし、強い怪異も夜に動き出す。
先生に甘えさせてもらって出来るだけ早く帰ることにした。
ので、生徒会室にお遣いを終わらせようと生徒会室に行き、扉を開けたら摩訶不思議な光景が広がっていた。
副会長の蒼井くんが文字通り吊るされていたのだ。
蒼井くんと目が合う。
茜「……は？」
あ、固まった。
疲れてるのかな…？
幻想？幻覚？
先生の所で掃除しすぎた…？
取り敢えず…どうしよう？
下ろしてあげた方がいいよね？
輝「やぁ、清瀬さん」
どうするべきか悩んでいると源くんが奥から出てきた。
主「これ、土籠先生から預かってきました。」
輝「ありがとう、不備がないか確認するからちょっと待っててね。」
そう言って生徒会長の席に座って書類を確認する源くん
え！？
吊るされてる蒼井くんはスルー？
蒼井くんの方を見ると助けてくれと目で訴えてくる。
主「源くん、あの…この吊るされてるのって…」
恐る恐る尋ねると源くんは書類から目をそらすことなく答えた。
輝「あぁ、そのまま放置してくれればいいよ。」
バッサリと
え？というか、その言い方、源くんが吊るしたって自己申告しているようなもんだよね？
え？
改めて生徒会室を確認すると源くんと蒼井くん、そして私しかいない。
なるほど…吊るした犯人は源くんかぁ
主「えっと、」
改めて蒼井くんを縛るものを観察する。
数珠…だな、コレ
無造作にぐるぐる巻かれているように見えるけど、手足が動かないようにがっちりと固定されている。
強力なものなんだろうか？
こういった道具についてはおばあちゃんからも稲荷狐達からもあまり聞いたことがない
私のペンダントとか今の手持ちで何かできるとも思えないし…
茜「あの…先輩…」
主「ん」
下の方から声が聞こえた。
下の方を見ると蒼井くんが顔を真っ青にしていた。
茜「近いです。」
主「あ〜！ごめんなさい！！」
急いで後ろに下がる。
足に何かに当たる感触がした。
主「きゃっ」
後ろに倒れそうになる。
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零(プロフ) - コメント失礼します。誤字？があったのでコメントさして頂きました。三人の時計守其の十四で最初の視点が茜君だと思うのですが、主になっていました。私の勘違いだったらごめんなさい。素敵な作品で面白いです。体調には気をつけて下さいね。コメントと長文失礼しました (2021年12月7日 22時) (
レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - コハクさん» はい…ありがとうございます…（達成感） (2020年4月28日 17時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - はぁ…もう最高です（唐突） (2020年4月28日 10時) (レス) id: a568214d85 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ねおさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと狐の関係性は書きながら「コレ、意味わかるかな？うまく伝わるかな？」と不安だったので無茶苦茶嬉しいです！！亀更新になりますが精一杯書きたいと思います！ (2020年4月20日 21時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 生徒会長と主人公が、からむ話を読みたいと思いこの作品に出会いました。 話の内容もわかりやすく、読んでいて楽しいです！ 一気読みしちゃいました笑 花子くんの話は内容を考えるのが難しいと思いますが、頑張ってください(^ ^) 続き楽しみにしてますね！ (2020年4月1日 12時) (レス) id: e1dfeb2e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年3月31日 17時
