お手伝い 其の三 ページ19
in主
二人で雑談しながら掃除を進めていると八尋さんがやってきた。
寧「先輩がどうしてここに…？」
主「お手伝い」
苦笑いで答えると八尋さんは納得したような微妙な顔をした。
寧「って、それどころじゃない！
先生！先輩！聞いてください！！」
掃除を中断して椅子に座った。
八尋さんに隣を進めると彼女も大人しく座る。
そこから八尋さんの話が始まった。
人形の眷属の事
私は経緯が全く分からなかったので八尋さんと花子さんの出会いから話してもらった。
・
・
寧「で、どうすればいいと思いますか！？」
物凄い勢いで話を聞かれる。
主「うーん…私は何も言えないなぁ…」
そう言って先生に話を振る。
私と八尋さんの目線が集中する中で先生はあっけらかんと答えた。
土「なれば？」
寧「ええ〜っ、そんなぁ」
八尋さんの絶叫
かくいう私もマジかと驚く。
寧「止めてもらいに来たのに！！」
主「嫌なら断ればいいじゃない」
八尋さんがキッと睨んでくる。
若干涙目だ。
寧「そういう問題じゃないんです！」
続けて土籠先生
土「そうだぞ、清瀬
・姫待遇
・未経験OK
・学歴資格一切不要
…いいじゃねェか」
寧「いいかから困ってるんです！！」
八尋さんの反論は続く。
土籠先生は面倒くせェと呟いた。
うん、確かに面倒くさいな、コレ…
土「七番サマと源には？」
確かに私や先生に話すより二人の方が親身に相談に乗ってくれそう。
なんでここに？
不思議に思って八尋さんを見ると彼女は俯いた。
寧「言ってません。
源くんはせっかく一緒に作ってくれたドーナツ無駄にして気まずいし」
え？！無駄にしたってどういう事？
寧「花子くんは…最近会えてない…」
土「…そうかい」
とっても気になるけどそういう事を聞ける雰囲気じゃないので諦める。
寧「先生っ
花子くんとは昔からの知り合いなんですよね
花子君には昔、何があったんですか？」
意を決したように先生に問いかける八尋さん
しかし、先生は少し考える様に間を置いた後
土「…本人から聞きな、
少なくとも七番サマはまだお前さんにそれを知られたくないと思ってる。
だから言わねェんだろう」
本人から聞けとはぐらかした。
いや、当たり前の対応か…
寧「…どうして教えてくれないんだろ
やっぱり…私、信用されてないのかな…」
項垂れる八尋さん
小さな背中がとても可愛そうに見えた。
・
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零(プロフ) - コメント失礼します。誤字？があったのでコメントさして頂きました。三人の時計守其の十四で最初の視点が茜君だと思うのですが、主になっていました。私の勘違いだったらごめんなさい。素敵な作品で面白いです。体調には気をつけて下さいね。コメントと長文失礼しました (2021年12月7日 22時) (
レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - コハクさん» はい…ありがとうございます…（達成感） (2020年4月28日 17時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - はぁ…もう最高です（唐突） (2020年4月28日 10時) (レス) id: a568214d85 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ねおさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと狐の関係性は書きながら「コレ、意味わかるかな？うまく伝わるかな？」と不安だったので無茶苦茶嬉しいです！！亀更新になりますが精一杯書きたいと思います！ (2020年4月20日 21時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 生徒会長と主人公が、からむ話を読みたいと思いこの作品に出会いました。 話の内容もわかりやすく、読んでいて楽しいです！ 一気読みしちゃいました笑 花子くんの話は内容を考えるのが難しいと思いますが、頑張ってください(^ ^) 続き楽しみにしてますね！ (2020年4月1日 12時) (レス) id: e1dfeb2e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年3月31日 17時
