バッドボーイ復讐事件 ページ42
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「「どうする?」」
見事に声がかぶった私たち同盟者。
あれから何時間か経ったが中の様子が怖すぎて覗けない。
おいそこ、チキンとか言わない。
「…一松兄さん行ってよ…。私言ったら殺される可能性あるし。」
「いや、それを言うなら俺の方が殺される確率高いよ…アンタが行きなよ。」
「無理に決まってる。」
「なら俺も無理。」
この会話がもうかれこれ20分近くは続いてるんだよ、凄いでしょ。
「お前ら何してんの。」
「「ちょ、チョロ松兄さんっっ!!」」
後ろからまるで汚物でも見るかのような目線でこちらを見つめるチョロ松兄さんの腕を掴む。
気持ち悪いと呟かれたが私は気にしない。
気にしてないもん。
「……で、何。中になにか魔物でも住んでんの?」
「ゴリラが生息しています。」
「それは日常茶飯事の事でしょ。」
「ヤンデレ三種の神器を持ってます。
クズとドライモンスターが拉致被害に遭ってます。」
「だから何だよ!?普通に入ればいいだろ!?ここ自分の家じゃなかった!?」
「入れてたら苦労してないって…。」
「ねー、一松兄さんー?」
「意味分かんなっっ!」
何時に出かけていたは全く知らないが鞄の膨らみようとその幸せに満ち溢れた表情は…地下アイドルのにゃーちゃん、という人のライブにでも行ったのだろう。
…いやいや、そんな金あるならもっと他に使ってよ。例えば私のためにゴリラ(本物)連れてきて
これだから目先しか考えてない人間はライジングシコスキーって言われるんだよ。
「いや、ライジングシコスキー関係なくない?そもそも僕のお金なんだから僕が好きに使っていいじゃん!」
そんな時、引き戸がガラッと開けばそこに立っていたのはトッティ、しかもかなり
これはこってりやられたな。
南無三。
「……ふふ、ふふふ。」
「気色悪ッ、何コイツ。」
「仮にも末弟なんだから可愛く扱ってあげなよ。」
「……カラ松兄さんがさぁ、Aの事呼んでたよ〜?早く行った方がいいんじゃない〜?」
「…え?私が?」
…ついにあのゴリラ洗脳できるようになったか。
スペック高過ぎだろ。
逆にできないことって何?
※貴方を閉じ込めることです。
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凛 - 続きが気になってます!ずっと更新楽しみにしてます!どうかよろしくお願いします! (2018年7月15日 8時) (レス) id: b6e54c02d4 (このIDを非表示/違反報告)
里(プロフ) - 続き気になる (2018年6月6日 20時) (レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年5月16日 19時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
里(プロフ) - 続きみたいー早く (2018年4月17日 0時) (レス) id: 193caf1039 (このIDを非表示/違反報告)
kurokitune(プロフ) - こんにちは、はじめまして!夢主ちゃんのテンション凄いなぁ…と思ってます。良作をありがとうございます、頑張ってくださいね!楽しみに待ってます! (2018年4月2日 14時) (レス) id: 7b9e4d1248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来夢*゚ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2017年12月28日 20時