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2※少し短め ページ2
いや、そんなはずはない。
だってこの子はちゃんと人間だ
……でも、どことなくあの子猫に似ている。
俺の脳内でバグが起きている。
『…なんですか』
とボソッと彼女はこちらを見てそう呟いた。
｢大丈夫か？こんなとこいたら風邪引くぞ。｣
話しかける気はなかったが、なぜか無意識にそう言ってしまった。
『大丈夫です、ちょっと寒いくらいなので。』
ちょっと寒いくらいだけの震え方じゃないだろそれ。
｢めちゃめちゃ震えてんじゃん｣
『ほんとに大丈夫なので気にしないでください』
｢お前、うちくる？｣
『え？』
咄嗟に出た言葉だが、なんだかこの子はここに放っておいちゃいけないと本能が働いた。
｢俺の家あったけぇぞ。｣
そう言い手を差し出した
『迷惑じゃないなら少しだけお邪魔します…』
と、俺の差し出した手を小さな手で掴みフラフラと立った。
その手はほんのり人肌があって、
震えていた。
続く
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作者名：のちゃぴ。 | 作成日時：2023年1月23日 18時
