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子供たちに寄書きを頼むと、みんな喜んで協力してくれた。
一緒に撮った写真を真ん中に貼って、周りをメッセージで囲って…
その写真の中で微笑む大野さんを見つけると、
また胸が…、チクンって痛んだ。
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その寄書きを手に、今日は打ち上げ会場へやって来たんだけど…
ただただ華やかなその場所で、私は完全に場違いであることを悟った。
浮きすぎず、沈みすぎず、悩みに悩んで選んだワンピースも
いつもよりちょっと贅沢して、オプションでアートしてもらったネイルも
新色のアイシャドウを重ねた、いつもの倍時間をかけたメイクも
すべてが滑稽に思えて、恥ずかしさからその場にうずくまりたくなった。
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やっぱり住む世界が違うって、こういうことだね…
私は受付で寄書きだけ渡してもらうよう頼んで帰ろうと踵を返すと、
翔「Aちゃん」
まるで絵本の世界から飛び出してきた王子様のように
スーツを着こなした櫻井さんに声をかけられた。
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「…、櫻井さん」
翔「来てくれたの？ありがとう」
「……」
翔「どうしたの？」
「…ぁ、の…、…櫻井さん、かっこよすぎて…」
翔「え//」
「……//」
翔「や、Aちゃんだって、すっごい素敵だよ//」
「ダメです、私なんて。完全に場違いで…。だから、今もう帰ろうとしてたのに…」
翔「え、もう帰っちゃうの？みんないるから、会ってきなよ」
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そう言った櫻井さんの肩越しに
黒いスーツに、いつもより大人っぽく髪をセットした、
大野さんが見えた。
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ラフな格好しか見たことなかったから…
テレビで見たことのある、可愛いモデルさんの隣に立って
いかにもお金持ちそうな、紳士的なおじさんと話をする大野さんが
全然、私の知ってる大野さんじゃなくて…
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ばかみたい…
私の知ってる大野さんが本当の大野さんなんて
そんなわけ、ない
こっちが彼の本当の姿で、いつも私たちに合わせてくれてたんだ
大野さんだけじゃない、目の前にいる櫻井さんだって…
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思い上がってた自分が恥ずかしくなって
涙が滲みそうになったから
また、慌てて俯いた。
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ハルキ(プロフ) - きょんきょんさん» きょんきょんさん、わざわざお越しいただきありがとうございます(*´ω｀)拙い処女作ですが、よろしければお読みください。いま続編を書いてるんですが、絶賛スランプ中ですよ(´▽｀)ｱﾊﾊ こんなしょうもない作者ですが、これからもよろしくお願いします☆ (2013年9月15日 11時) (
レス) id: bbd4c8a750 (このIDを非表示/違反報告)
きょんきょん(プロフ) - ハルキさん。「GLORY DAYS」のきょんきょんです。さっそく来ちゃいました♪と思ったら、くっぴー師匠に先越されてました(^^;) まだ途中までですが、とても読みごたえのあるお話ですね。ゆっくり読ませていただきますね〜♪これからもヨロシクです(^^) (2013年9月15日 10時) (レス) id: f5293e6b5d (このIDを非表示/違反報告)
くっぴー(プロフ) - 初めましてハルキさん♪お話読まさせて頂きました‥と言ってもまだ途中までなのですが^^;智くんがまだ自分の気持ちに気が付かずﾆﾉがしゃしゃり出てきた所(笑)まで一気読みしました。自然な文体に引き込まれるようです。最後まで読んでまたコメントさせて頂きますね！ (2013年9月15日 2時) (レス) id: 72a40c7b80 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます。初めてコメントいただいて、感謝感激です。いちばん最初って、勇気いりましたよね？本当に嬉しいです。初心者なのでよく仕組みがわかってないのですが、ほぼ毎日更新してますので、よかったら覗いてくださいね。 (2013年8月31日 15時) (レス) id: bbd4c8a750 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - もう…素敵です！しか言えません。 更新楽しみにしてます。 (2013年8月31日 14時) (携帯から) (レス) id: c4ce4123b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2013年8月7日 2時
