Us story.[ヒ.ジ.キ] (ページ1)

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Hira`s story,1 ページ1

これは、幼い頃の、俺の過ちの話。

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不愉快な話ではあるが、俺は、2歳の頃から生物を殺すことに快感を覚え始めていた。

自分でも分からないくらい、美しい光景に魅せられた。

そして、遂に。

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＿＿＿＿＿人間にまで手を出した。

気にくわなかった地区長の5歳の息子を、殺した。

親の地位にのっかってでしゃばって、動物殺しの俺を貶していた。

俺はそれがどうしても許せなかったのもあったし、

人間を殺してみたい欲望があった。

「おいヒラ、お前さ、ホント気持ち悪いな。

お前のお母さんが可哀想で仕方ないよ！……まぁ、母親の育てが悪いんだよな。パパもそう言ってたぜ」

そう言われた時に、

俺の中で、何かが弾け飛んで、

気がついたら、アイツは俺の目の前で血をたくさん流して死んでいた。

俺がしっかりと握っていた血塗れのカッターナイフが、犯人を示していた。

正直言うと、そのときは心底ホッとした。

もうこれで、俺や俺の家族を侮辱する奴はいなくなった。

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＿＿＿＿＿と、思っていた。