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eight. ページ8

「説明してもらえますでしょうか…?」



「なんや、キヨ君。A姫には話してなかったんか」

「まーな。言ったらめっちゃビックリしそうだし」

何が起きたのか分からない私を置き去りに、二人は話を進めていく。



「だ、だから説明してって!」

「はいはい。」



キヨは私に向き直って、ちゃんと順を追って話してくれた。



「俺、お前がヒジキにいるときに、一回ハレラグーンに来たの、誰か言ってたろ?」

「あぁ…フジが教えてくれた気がする」

「そのときに、俺もう決めてたんだよね。
お前と一緒にヒジキ出て国作るって。
それの相談を外交ついでにレトさんにしてたんだよ」

「いきなりでビックリしたで。自分の婚約者の名前いきなり出されて…
分からんくてごっちゃになってん」

「それはごめんて。知らなかったし」

「え、じゃあ私が小さい頃一緒に遊んでた子だって、分かってたの?」

しかもそれを黙ってたの!?!?

「まぁ…予想はしてた。まさか本当にそうだとは思わなかったけどな」

そう言ってキヨは苦笑いをした。

「とにかく、俺はキヨ君とA姫の建国の補助者や。
色々と手助けするで。キヨ君にはお世話になってるしなぁ」

「お世話になりすぎだろ」

「いやただ兵士の強化しかしてもらってへんで」

レトさんのリズミカルなツッコミに思わず吹いた←







「ところでレトルト様のその訛り…」

「レトさんって呼んでぇや。気になる?
これはラグーン家の独特の方言でなぁ。
皆使わんくて驚いたわ」

「ラグーン家しか使わねえもん当たり前だろ」

「……せやな……」

自分の墓穴を見事にツッコまれたレトさんは、小声になった。可哀想。





「まぁ、しばらくはこの国にいぃや。
部屋も服も食事も全部こっちが用意したる。
その代わり、農産業の手伝いして、ちゃんと稼ぎぃや」

「金好きだな」

「当たり前やろ。俺の国や」



名言か迷言かよく分からない台詞を吐きながら、レトさんは王室を出た。







.







.







.







「……見ぃつけた」



「見つけるのはやいなぁ××は…」



「当然っしょ♪憎たらしい人達の顔なんて嫌でも覚えてるって…♪」



「そんなもんなの?じゃ、いこっか」



「うん♪はぁ…どんな風に罰しよっかなぁ…♪」

nine.→←seven.



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清香-きよか-(プロフ) - simezi2♯ミッフィー。さん» キャーーーーありがとう有名めじちゃん!!!!!! (2016年9月22日 17時) (レス) id: 84c3aa1eff (このIDを非表示/違反報告)
simezi2♯ミッフィー。(プロフ) - 続編おめでとうううう!!!!!!!!!!!更新頑張れよお!!!!!!!!!!!!!1 (2016年9月22日 17時) (レス) id: 99e2b92fd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:清香-きよか- | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年9月22日 17時

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