fourty two. ページ42
俺は、口を開いた。
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「たしかに、Aをもう救えない……な。
こんなところ、ヒラとフジが見たら、カンカンに怒るだろうな。
大事な妹とお隣さんを救えなかった出来損ない、なんて…笑うだろうな
_____俺達、まだ、やり直せるよな?」
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俺は、何を言ってるんだろう。
ここには、ヒラも、フジも、Aさえもいない。
もう動かない深空と、ただの人造人間がいるだけ。
_____こんなこと言ったって、どうにもなるハズがない。
また涙が零れる。
悔しくて、寂しくて、やるせなくて。
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_____でも、自分の体が楽になるのを感じた。
「……………え?」
前を向くと、背後にいたはずのコードNが、コードBの隣にいる。
コードBは、涙を流しながらこっちを見ている。
「な、なんだよ……」
「………ヒラ…フジ…………?」
コードNは、俺が発した友人の名前を呟く。
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俺は、やっと確信した。
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P-Pが、コイツらにマントとフードを被せて、顔や体を見せないようにしていたこと。
あれは、人造人間だということを隠す以外にきっと理由があった。
そして、歓迎パーティで襲撃してきたコードBが俺を殺す直前で発狂し、躊躇ったこと。
そして、コード「B」とコード「N」の名前の由来もおそらく、俺は分かっている。
_____嬉しかった。
fourty three.→←fourty one. (かなり閲覧注意)
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清香-きよか-(プロフ) - simezi2♯ミッフィー。さん» キャーーーーありがとう有名めじちゃん!!!!!! (2016年9月22日 17時) (レス) id: 84c3aa1eff (このIDを非表示/違反報告)
simezi2♯ミッフィー。(プロフ) - 続編おめでとうううう!!!!!!!!!!!更新頑張れよお!!!!!!!!!!!!!1 (2016年9月22日 17時) (レス) id: 99e2b92fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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