I want to protect the My Country.[ヒ.ジ.キ] (ページ41)

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fourty one. (かなり閲覧注意) ページ41

木の上でスタンバイしていた二人は、音も立てずに降りてきた。

「まぁ脱出してこなければそれはそれで良かったんだけどさぁ？」

コードBは不機嫌そうに笑った。

「なんかコードBが機嫌悪くて。ごめんね？」

コードNが何故か謝る。

「＿＿＿＿＿手加減しそうになくて」

コードNがニヤリと笑った途端、コードBが物凄い速さでこっちに向かってきた。

「深空！！！逃げろ！」

俺は深空を庇って走り出す。

俺の安否よりも、まずコイツの安否のほうが大事だ。

俺は戦える。けどコイツは戦えるハズがない！

「なにそのお荷物？そんなの庇って逃げるのぉ！？」

コードBは嘲笑うかのように目の前に立ちはだかった。

「くっ…」

「そんなお荷物消してあげるからさ。こっちにちょーだい？」

手のひらを差し出すコードBから、深空を遠ざける。

「…………あっそ」

コードBは手を引っ込めて、それから頭上高く上げた。

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＿＿＿＿＿次の瞬間

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俺の脇で、何かが飛んだ。

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「…………え？」

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＿＿＿＿＿紛れもなく、それは人の頭部だった。

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「……み、深空……？」

「あははははははははっ！！」

背後には、コードNが、俺の首筋に剣を当てていた。

「……くそっ………」

「残念だったね。お姫様を救えなくて。

なんか心残りはない？

あ、そりゃお姫様を救えないことだよね！ごめんね～？」

見事に、自分の不出来さを抉られる。

＿＿＿＿＿そうだな、俺は、なんて不出来な、殺人鬼だったんだろう。

冷たい涙が、深空の飛び血とともに頬から流れ落ちる。

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俺は、口を開いた。