I want to protect the My Country.[ヒ.ジ.キ] (ページ12)

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twelve. ページ12

*翌日*

「やっほーい！！キヨ君！A姫！朝やでぇぇぇ！！」

思いっきりレトさんに寝るときに掛けていたタオルをはがれ、少し寒くなる。

混浴な上にダブルベッドて。

恐ろしい国だわハレラグーン……。

「おはよぉレトさん……」

「わぁ～とんでもない寝起きやなぁ★

そんなん普通は彼氏の一人も出来へんのやで？

A姫は性格が良くて、たまたま幼馴染みがいただけやしなぁ？★

その運命に感謝しぃや？

とっととそのみっともない寝癖直してベッドメイクも済ませて食堂来なはれや★」

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……………私、今、何言われた？

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「暴言吐かれた…？」

「気を付けろよA。あぁ見えてレトさんたまーに辛辣だから…」

朝早々レトさんのダークサイドを目の当たりにし、沈んだ気分のままベッドから降りてベッドメイクし始めた。

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「遅いわぁ！さっさと食べぇや！食べ終わったら、国案内するさかいに、連れを紹介するわ」

レトさんはキツい言葉を言い放ちながら私達を席へ案内してくれた。

「うまそう……」

「なんやキヨ君。こういうの食べた頃あるやろ」

「最近旅続きでこういいの食えなくてよ……」

「大変やなぁ。でも仕事はキッチリやらんとな★」

辛辣発言に喉を詰まらせ硬直したキヨ。

私も突然の暴言に身が震えた。

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「食べ終わった？じゃあこっち来ぃや」

レトさんは王座に座って、パチンッと指パッチンを響かせた。

「御用でしょうか、王よ」

「蓮、お前、コイツらのこと案内したれ。
商店街、役場、色んなとこ説明してやれや」

「はっ、承知いたしました。」

「あっ、あの忍者、昨日の……」

昨日見た緑髪の忍者は、レトさんに深くお辞儀をしたあと、私達に向きかえって、自己紹介をした。

「我はハレラグーン国王の騎士役を務めております、蓮(ﾊｽ)と申します。

今日はあなた方を国へご案内いたす役を請け負いましたので、どうぞよろしく。」

そして深々と頭を下げる律儀さ。すごい。

「なんかアダ名付けたいな…『はすお』ってどうだ？」

「…？どうぞなんとでもお呼びください。」

「ソイツはこの国一番の騎士や。決して剣を使う剣闘士やないけど、
武力に関しての攻撃防御力は国一番やで。
くれぐれも怒らせんようにな。」

レトさんは付け加えてそう言った。

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その時私は閃いた。

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「＿＿＿強い蓮って書いて、『強蓮(ﾂﾜﾊｽ)』ってどう？」