【調査書31枚目】 ページ31
「キヨ大臣！！！！！」
『地獄』の扉を躊躇いもせずおもいきり開ける。
肉の腐ったような臭いと、鉄の臭いが鼻をつく。
「……なんだよ、うっせぇな」
「大変なんです…国王が！！！！」
「…なんだと？」
キヨは拷問をやめ、板に国民を張り付けたまま出口に走り出す。
私も、国民からの視線が辛くて、すぐにこの場を離れたくて、走り出す。
.
「ヒラ！！！！！」
王室に駆け込み、ヒラの横たわったベッドに近寄るキヨ。
私はその後ろから、息を切らして王室にたどり着いた。
フジが話し掛けてきた。
「Aさん、キヨを呼んでくれてありがとう。
ヒラは大丈夫。呼吸もちゃんとしてるし、顔色も赤みが戻ってきたよ。」
それを聞いて、私はホッと胸を撫で下ろした。
それから、キヨはベッドを離れようとしなかった。
ただずっと、ヒラの手を握って、静かに眠るヒラをずっと見ていた。
やっぱり、仲間なんだもんな。大切、なんだよね。
そういう心は、まだあるんだ。
少し私の口から笑みが溢れた。
「Aさん汗だく…お風呂入ってきたらどう？」
「そうします…」
自分の腕をくん、と嗅いで、フジの考えに同意した。
これはさすがにひどい。
「ふぅ〜〜……きもちい…」
湯船に沈んで、体の力を抜く。
アルカリ性のお湯が皮膚に擦れて、少しピリッと痛い。
疲れを取るのには充分なお湯加減。さすが執事だなぁと改めて感心。
ほかほかしたまま、脱衣所への扉に手をかける。
ここのお風呂は、使用人も使うため、脱衣所が広くて落ち着かない。
銭湯レベルの規模だから、一人で入るのは心細い。
(使用人と仲良くないし、ましてやアイツらと混浴なんてごめんだからしょうがないんだけど。)
誰もいないが、そわそわするので、タオルを手にとって、体を隠す。
そして扉を開けて脱衣所を見なおしたその時……
「あ？！？！」
「………？！？！」
突然過ぎて、言葉も出ない。
.
.
.
「＿＿＿＿＿大臣！？」
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ココ@ヒラ厨(プロフ) - うん。その方がいいと思う。よろ (2016年9月25日 14時) (
レス) id: ea35fa2c7e (このIDを非表示/違反報告)
清香-きよか-(プロフ) - ココ@ヒラ厨さん» ん？続編作ったほうがいいの？過去編とか、本当にその後の物語とか (2016年9月19日 8時) (レス) id: 84c3aa1eff (このIDを非表示/違反報告)
ココ@ヒラ厨(プロフ) - あああああああああああああ・・・終わっちゃったよぉ。おもしかっったよお。（泣）本当におつかれ。次回作もぜったい見るね！ (2016年9月18日 23時) (レス) id: ea35fa2c7e (このIDを非表示/違反報告)
ココ@ヒラ厨(プロフ) - 返信遅くなったわ。今までしらーっとしててごめんなｗ今回もおもしろかったよ。がんば (2016年9月17日 10時) (レス) id: ea35fa2c7e (このIDを非表示/違反報告)
清香-きよか-(プロフ) - ココ@ヒラ厨さん» ありがとうございます！！明日は10時過ぎくらいにもうココの家行っちゃうから！！！！！！！ (2016年9月10日 17時) (レス) id: 84c3aa1eff (このIDを非表示/違反報告)
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