談話 ページ37
「Aちゃんは休みの日、何してるの？」
『家で料理したり、散歩したりしてますね』
「へぇ〜？ プライベートでもお料理するんだ！ 散歩、いいね！ ──好きな食べ物はなに？」
『お肉が好きです』
「そうなんだ？ お肉食べる女の子いいね！ ──じゃあ、アニメとか観る？」
終了時刻の15時までの30分間、急に始まった質問タイムに私は戸惑いながらも答えて行った。当の質問者:ガッチさんは、ものすごく楽しそうにしているからだんだんこちらも調子こいて色々答えて行った。
好きなアニメから、ドラマ、洋服の趣味、出身地まで聞いてきた後、急に核心を突く質問をしてきた。
「ゲーム実況って観たことある？」
『…え？』
「ん？ ゲーム実況だよ。ゲームしてリアクションしたり、攻略プレイを動画や配信で公開するんだよ」
また白々しい反応をしてしまい、罪悪感が私の心を覆った。
私は知らぬ存ぜぬを貫いた。
『観たことないです。ガッチさんは…観たことあるんですか？』
「ん〜、そうだねぇ。観たりもするし、俺がその実況者なんだけどね」
あ、言っちゃうんだ。
ガッチさんは傍らに置いたスマホを取り出して、液晶画面を見せて来た。
ガッチマンの〇ou○ubeのページだ。
登録者が目の前にいるとも気付かずに、ガッチさんは正体を現してきた。レトルトさんのように気を許してくれているんだろうけど、危険ですよ…それ。
『ほ、ホラーゲームですか…？』
「苦手？」
ガッチさんの口角がニヤっと上がった。
『は、はい…。ホラー映画とかも苦手で…身体が震えちゃうんです』
嘘に嘘を重ねてしまい、私はきっと神様に怒られる。間接的に私はこの動画を一度も観ていないということを言ったつもりだったが…
「え〜、面白いよ？ じゃあ、今度さ一緒にホラゲーやろう？ 震えちゃうAちゃんが見てみたいなぁ」
この人には逆効果だった。
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いと(プロフ) - 美李菜さん» 美李菜様、コメントありがとうございます！ キュンキュンしてくれて嬉しいです（？）続き、いつになるかは分かりませんが、折を見て書きたいと思います。最俺部分も書きたいなとは思っていますし、【レウガ】をまだ辞めてはいないのでね（笑）ありがとうございました！ (7月30日 8時) (
レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
美李菜(プロフ) - 完結おめでとうございます！キュンキュンしました！良かったら続きを書いてください！楽しみにしてます！ (7月29日 22時) (レス) @page50 id: 837e5cee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2023年6月8日 10時
