嫉妬…? 〜ky side〜 ページ35
俺はいま、最俺ハウスにいる。
相変わらずリビングとキッチンはきったねえ癖に、実況部屋だけはある程度きれいにしてるから不思議だ。そろそろ実写も撮影してえなって思うから、いつかはリビングのほうも掃除しなきゃと思っている。
…思っては…いる。
とりあえずさっき、4人実況と実写も合わせて6時間ぐらい撮影した。
今は休憩がてら、飯食いながら編集してる。
こーすけ達とくだらない話で盛り上がっていると、急にスマホの通知音が鳴った。
ちらっと見ると、〈ガッチマンが写真を送信しました〉? なんだろ? 虹だったら無視してやる!なんて考えてたら、俺は反射で実況の時以上に絶叫した、
「うぇええええ!!??」
f「なっ!!! ど、どうしたよお前!」
k「びっくりすんべや!」
h「水噴いちゃったよぉ!」
「わ、きったね」というこーすけのぼやきを無視し、俺はスマホを凝視した。
紫色のバンダナを付けたAさんがガッチさんと一緒にピースをして写真に収まっている。ガッチさんは、イベントの時に付けてた青い丸サングラスをかけて八重歯を見せて笑っている。
な、なんなんだこの胸騒ぎは…。つーか近えよ!
ガッチさんに限ってそれはないかもしんねえけど、なぜか、襲われてねえか心配になって来た。
俺は、そこで返信せずにAさんに連絡入れようと、衝動的にL〇NEで探した。そこで、「あっ」と声を洩らして、気付いちまった。
「連絡先…知らねえわ…」
大きく溜息をついて、ゲーミングチェアに背中を預け、愕然とした。
f「お前さっきから、なんブツブツ言ってんだよ」
k「推しが結婚でもしたか〜?」
隣でフジが訝し気に言い、目の前の机のこーすけが笑いながらイジって来た。俺は力なく応えた、
「そ、そんなんじゃねえべや…」
TOP4のみんなには言ったけど、そういえばこいつらには家事代行人サービスを利用したと報告してなかった。俺は、事の経緯を語った。
f「かじだいこうにんっ!?」
k「お前、そういうの苦手じゃなかったっけ?」
h「キヨ珍しい〜!」
「っるせえな…別にいいだろ〜? 忙しかったんだからさー!」
f「え、今度紹介してくれよ」
付き合いたての彼女に会いたいみたいなテンションで言うな。…か、彼女…?
思わず頬が緩んだ。
「ふふ…」
f「うわぁ〜キモ〜!こいつ、ニヤニヤしてる!」
k「お前絶対好きだろ、その代行人さん」
h「ひゅ〜!」
俺は思わず口元をスウェットの袖で覆った。耳が熱くなった。
なにを求めていた? 〜your side〜→←それは突然に… 〜your side〜
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いと(プロフ) - 美李菜さん» 美李菜様、コメントありがとうございます! キュンキュンしてくれて嬉しいです(?)続き、いつになるかは分かりませんが、折を見て書きたいと思います。最俺部分も書きたいなとは思っていますし、【レウガ】をまだ辞めてはいないのでね(笑)ありがとうございました! (7月30日 8時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
美李菜(プロフ) - 完結おめでとうございます!キュンキュンしました!良かったら続きを書いてください!楽しみにしてます! (7月29日 22時) (レス) @page50 id: 837e5cee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いと | 作成日時:2023年6月8日 10時