代行人を依頼した理由 〜uszw side〜 ページ22
牛沢さん・ガッチマンさんは既婚設定
ただし、ご家族は登場はしません。言及のみ。ガッチマンさんに関しては名前も出しません。
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ひなっちにご飯をあげていたちょうどその時、チャイムが鳴った。
「ちょっと待ってな」と軽く撫でてケージを閉めた後、俺はインターホンの応答ボタンを押した。
約束の時間は11時〜15時
10分前に到着した家事代行人は軽快な自己紹介をしてくる。なんだかこっちまで気分が良くなった。
「は〜い」となま返事をして解除ボタンを押した。
しばらくすると、玄関のチャイムが鳴り、俺は鍵を開けた。ペコリと頭を下げた代行人のAさんって人は、俺より少し年下で清潔感のある女性だった。
「どうぞ」と言いながら中へ通すと彼女は手洗いを借りたいと言い出して来た。
“あいつ”が話していた通りの流れで俺は思わず口元に手を添えて笑いそうになった。
おそらく、会社のお決まりのルーティンかなんかなのだろう。
諸々済ませたAさんをダイニングまで案内してあげると、契約書へのサインを求めて来た。これも聞いた話通りで、「詳細的に覚え過ぎだろ」と一発あいつの脇腹を小突きたくなった。
『今回のご依頼は、一週間分のお食事とのことですが、何かお好きな食べ物、お嫌いなものなどがありましたら、伺いますが?』
「ん〜、特にないですね。強いて言えば、魚料理を多めにお願いできますかね?」
『承知しました。魚料理、多めっと…』
メモを取りながらAさんが呟いた。
真面目に仕事をする人はとても美しく見え、不覚にも俺の心は高鳴った。
自分でも驚いた。
やましい気持ちは無い、ただの生理現象だろう。
よくよく考えたら、妻以外の女性を家に上げたのは初めてだった。
もちろん、妻にはこのことは伝え済みだ。なんなら、「家事代行いいじゃん!」とノリノリで、会えないのを残念がっていた。
友人と旅行に行ってそのまま、実家に寄るってことは2週間前に決まっていた。
食事をどうしようかと悩んでいたちょうどその時、4人実況の撮影で友達が自慢げに話していたのを聞いた。
それを俺が妻に提案してみたのが事の始まりだ。
俺も多少料理はするが、出来ることなら実況の撮影、ひなっちのお世話、小説や本を読む時間を確保したかった。
ちなみに、今日は動画のストックがあるので、おととい買った大好きな作家の推理小説を読もうと計画している。
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いと(プロフ) - 美李菜さん» 美李菜様、コメントありがとうございます! キュンキュンしてくれて嬉しいです(?)続き、いつになるかは分かりませんが、折を見て書きたいと思います。最俺部分も書きたいなとは思っていますし、【レウガ】をまだ辞めてはいないのでね(笑)ありがとうございました! (7月30日 8時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
美李菜(プロフ) - 完結おめでとうございます!キュンキュンしました!良かったら続きを書いてください!楽しみにしてます! (7月29日 22時) (レス) @page50 id: 837e5cee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いと | 作成日時:2023年6月8日 10時