一週間後… ページ19
1週間が経った。
あれから私は、キヨの動画を観れなくなった。待ちに待った新実況も投稿されたっていうのに、指がどうしてもその動画に焦点を当てることは出来なかった。
声を聞くとやっぱり、意識してしまうっていうのもあるんだけど、一度でもプライベートを垣間見てしまった以上、いち視聴者として楽しめないのではないかと考えた。
試してはいない。でも試すのも怖かった。
仕方なく、ゲーム実況と関係のない他の人の〇ou〇ubeを観たが、ただただつまらなくて、テレビを消した。
多分、私の体は実況動画で作られているのかもしれない。そんな浅はかな考えを抱きながら1日を終わらせた。
翌朝出社すると、珍しく所長の久米さんがいた。
『おはようございます』と挨拶すると、久米さんは私の姿を捉え、開口一番に感謝の言葉を言ってきた、
「Aちゃん! ありがとう!」
『へ?』
素っ頓狂な声を上げてしまった。久米さんは続けた、
「1週間前、家事代行に行ったでしょ? ほら、ゲーム実況者さんの」
久米さんは依頼主がキヨだということ知っている。そもそも、代行完了報告書には超詳細的に書かなくてはならないので、筒抜けだ。
『はい…それが?』
「その方の紹介で、3人も新規依頼が入ったわよ。それも全てあなた宛ての指名」
『え!?』
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いと(プロフ) - 美李菜さん» 美李菜様、コメントありがとうございます! キュンキュンしてくれて嬉しいです(?)続き、いつになるかは分かりませんが、折を見て書きたいと思います。最俺部分も書きたいなとは思っていますし、【レウガ】をまだ辞めてはいないのでね(笑)ありがとうございました! (7月30日 8時) (レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
美李菜(プロフ) - 完結おめでとうございます!キュンキュンしました!良かったら続きを書いてください!楽しみにしてます! (7月29日 22時) (レス) @page50 id: 837e5cee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いと | 作成日時:2023年6月8日 10時