プロローグ 〜ky side〜 ページ1
「うあぁああッ！！ くそ！！ こいつ早えぇ！！ くらっ、当たれ！ おっしゃー！！ 1位、1位！ いちいぃー！！！！ っしゃー！！ おいおめえら！ スクショタイムだ！！」
体を熱くさせながら俺は今マ○カーをやっている。
1週間ぶりの実況の撮影。感覚を取り戻すため、いつもっていうほどじゃねえけど、マ○カーをやることにしてる。
視聴者がくすっと笑いそうな終わり方でなんとなくゲームを閉じて、俺は録画ソフトとマイクを切った。
１時間近くの撮影で俺はゲーミングチェアに身体を預け、ふーっと息を吐く。
疲れるけど、やっぱ実況は楽しい！
ふと、近くにあったスマホに手を伸ばし、時間を確認した。20時をちょっと回ったくらいだ。
先日開催された、超最大のイベントに向けて生活リズムを正したのはいいけど、実況撮る事と、散歩する事、そして寝る事しかない俺にとっては、暇が出来ると少し戸惑ってしまう。
散歩に出かけようとも考えたが、昨日したばっかだし忙しい友達をまた誘うのも忍びない。
(ぐ〜っ)
思わず腹を押さえた。そういえば今日、何も食ってねえな。飯屋にでも行くか。
俺は重い腰を上げて、実況部屋からリビングに続くドアを開けた。目の前に広がる凄惨な光景に、俺は思わず目を瞑り、天を仰いだ。
イベント後はいつもこうだ。物を散らかしちまう。
基本家事は自分でする。料理は簡単なものしか作らないが、洗濯や掃除はもちろん、家具の模様替えだって一人でしてきた。
まあ、あん時は時間が有り余ってたからな。
だが、見てみろよ。
服はソファにかけっぱなし、サブのパソコンとイベントに向けての資料の類がテーブルとカーペットに放り出されている。
キッチンも、使ったグラスや適当にスーパーで買った総菜を盛った時の皿もそのまんまだった。
……一応、水には漬けてある。
1週間は休ませてもらったが、掃除する気も起きなかった。
打ち上げ後、イベントに来てくれた家族と一緒に実家に帰り、東京に戻ったのはつい一昨日のことだ。
目を覆いたくなる状況に嫌気がさした。
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いと(プロフ) - 美李菜さん» 美李菜様、コメントありがとうございます！ キュンキュンしてくれて嬉しいです（？）続き、いつになるかは分かりませんが、折を見て書きたいと思います。最俺部分も書きたいなとは思っていますし、【レウガ】をまだ辞めてはいないのでね（笑）ありがとうございました！ (7月30日 8時) (
レス) id: 859fd3194a (このIDを非表示/違反報告)
美李菜(プロフ) - 完結おめでとうございます！キュンキュンしました！良かったら続きを書いてください！楽しみにしてます！ (7月29日 22時) (レス) @page50 id: 837e5cee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2023年6月8日 10時
