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「A〜、学長が報告書早く出せって言ってたよ。あと野薔薇が共有スペースで呼んでる」
「あー、了解。なるべく早めに出すよ。共有スペースね。分かった」
任務終わってからだいぶ時間経ってるからなぁ。今日中に出せば問題ないでしょ。先に野薔薇の方に行くか。
「野薔薇、私を呼んでるって聞いたけどどうした？」
「A先生、明日オフ？」
「明日は……オフだね」
イケメン店員がいるって噂の喫茶店に行きましょ！ へぇ、野薔薇もそういうの気になるんだ。
「料理も美味しいらしいからA先生と行きたいって思ってたのよね」
「いいよ、何時頃にする？」
･
「あっ、Aさん！ 来てくれたんですね！」
一段と嬉しそうな表情をするな。店中の視線が痛いでしょうが。特に女の子たちの。野薔薇の話と店までの通り道で向かっている場所が喫茶ポアロ――つまり金髪褐色イケメンが待ち構える場所、というのが分かり事情は一通り話してはいる。そう、話してはいるけども、帰りたい。物凄く帰りたい。
「……安室さん、こんにちは」
昨日のメッセージが脳裏を掠める。安室さんからのメッセージをまとめると、もしもの時があったら困るのでメッセージをやること。お店も出来ればでいいので来てほしい。デートはお互いの仕事の事情で出来るかは分からないが出来たらする、ということで話が落ち着いた。そして、最後。例の子が安室さんを諦めたその時、この関係は即刻削除される。
「2名様ですね、カウンターとテーブルどちらがいいですか？」
「じゃあ、カウンターで。あなたの顔が良く見えることだし」
我ながら演技が上手いこって。女の子たちの視線がまた鋭くなってしまった。この反応を見るに安室さんは予想より遥かにおモテになるらしい。おおかた昨日の子が周りに言いふらしたのだろう。
「あれが安室さんの……？」
「なんか……思ってた以上に……」
(綺麗な人がやって来てしまった…………！)
数人の子がパタパタとレジに駆け込む。……今日私がここに来なかったらこの子達はどうするつもりだったんだろう。たぶんだけどお店が回らなくなるので安室さんからの連絡がきたんだろうな。
(はぁ……もうやだ)
(こっちは野薔薇とランチしたいだけなんだどなぁ)
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あまね(プロフ) - 終わってた！？ (4月3日 15時) (
レス) @page26 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
口十 糸会 ＿かなえ＿ - めちゃくちゃ面白いですっ！！！これからも頑張ってください！！ずっと応援してます！！！！！！ (2022年5月5日 17時) (レス) @page6 id: 744ea465a5 (このIDを非表示/違反報告)
RIN - 面白かったです!!!!続き下さい!!!!!!!!!!! (2022年5月5日 11時) (レス) @page6 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年5月5日 2時) (レス) @page4 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おうじ | 作成日時：2022年5月4日 15時
