金髪褐色イケメンに急に彼女になってくれと言われた件について【名探偵コナン】【呪術廻戦】

＊ ページ18

「伊地知、報告書(これ)だしといて」

「もう書かれたんですか……？ 早いですね、今日」

「過ぎてしまったけど十六時から予定が入っていてね。これ以上待たせるのはいけないだろう？」

　蘭ちゃんやコナンくんの傍にいれば面倒臭いことにはならないだろうし、美味しいご飯にありつけるのは有難い。サラサラとついさっき終わった任務の報告書を仕上げる。一日に何件任務してんだか。

「あ、伊地知そこでいーよ。これも終わったから一緒に出しといて」

　今週何度目かのポアロに降り立つ。蘭ちゃんの家はポアロの上らしくここが待ち合わせ場所になったのだ。

「遅れてしまってごめんね」

「全然待ってないから安心して、お姉様。それじゃ、行くわよ！」

･

「やっぱりお姉様はマーメイドドレスが似合うと思っていたのよね！」

　あれよあれよと着替えさせられ鏡の前に映るのは深い青のマーメイドドレスを身にまといメイクまで施された私。馬子にも衣装とはこのことか。

「Aさん、綺麗です」

「お褒めの言葉は素直に受け取っておくわ、ありがとう。蘭ちゃんも園子ちゃんも綺麗ね」

　コナンくんまでばっちり決めているところを見ると結構本格的なパーティなんだな。財閥様主催だからだろうか。

「あ、そうそうお姉様にサプライズがあるのよ」

　じゃーん！ 開けられたドアの先にいた人物は

「あ、安室さん……？」






(なんでここに……？)

(どうしよう、帰りたくなってきた)

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