[ky]猫の猫3

クリスマスの予定 ページ16

Aside


A「キヨくん。25日の予定を教えてください。」

キ「何。急に改まっちゃってさ。」

A「私、好きな人と一緒にクリスマス迎えるの初めてだから、キヨくんとどこか行けたらいいなって思って。」

キ「えっと…最俺で毎年クリスマスパーティーしてるけど、それ24日にすると思うし、25は空いてるかな！」

A「やった！」

キ「どこ行きたい？久々だしね、どこでも連れてってあげる。あ、何食べたい？クリスマスだし、チキンとかケーキとか食べる？ちょっといいとこのディナーとかでもいいよ俺は。それから…」

A「いっぱい考えてくれてありがとうキヨくん笑 えっとね、ご飯は家でチキンとかケーキ食べたいなぁって。あと…水族館デートがしたいな。」

キ「…いいじゃん。水族館デートかぁ。」

A「それでね？待ち合わせしたくて。」

キ「え？一緒に行かねーの？」


私がしたいこと。
水族館デートと、夜に一緒にチキンやケーキを食べるパーティーと、最後のサプライズと、恋人ならするであろうデート前の待ち合わせ。
私はずっとキヨくんと一緒に住んでいるから、待ち合わせをしたことが無い。
それに、夢の国以来のデートだ。
あの後からデートは控えていたし、久々だ。


A「私ね、キヨくんとずっと一緒に住んでるでしょ？だからさ、待ち合わせってしたことないなと思って。…一緒に行くのもいいけど、待ち合わせってドキドキするから、１回してみたくてさ！」

キ「…いいよ。そうしよっか。楽しみだな〜Aちゃんがどんな服着て来てくれんのか。」

A「楽しみにしてて！笑」

キ「会った瞬間、抱きしめちゃうかもなぁ笑」

A「それはダメでーす笑」


なんて話しながら、どこで何時に待ち合わせをするかを決めてスケジュール帳に書き込んだ。
ちゃっかりシールなんか貼って、かなり浮かれているけどクリスマスぐらいいいよね？
サプライズ動画もかなり作れてるし、アルバムもバッチリだ。
あとはキヨくんにあげるプレゼントを買うだけ。
そのためにバイト代もかなり貯めてある。


A「ふふふ。」

キ「嬉しそうじゃん。そんなに楽しみ？」

A「めちゃくちゃ楽しみ！あと2週間だね！」

キ「だな！クリスマスの為に動画投稿頑張るわ！」

A「体に気をつけて、頑張って！」

キ「任せろ！」


拳と拳をトンっと合わせ、キヨくんにパワーを送った。

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