検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:24,153 hit

いつだって ページ5

Aside
レトさんと電話をしていたのに、急に聞こえてきた大好きな人の声にびっくりする。
なんでいるのキヨさん。全部知られた。迷惑かけたくなかったのに。
でもやっぱり、私のヒーローでスーパーマンはキヨさんなんだ。
いつだって救ってくれる。
優しい言葉を掛けてくれて、私の居場所を守ってくれて。
1人で抱えてた苦しみと、キヨさんの声が聞けた喜びで涙が出てしまう。
吉原くんにバレたら怒られるんだろうな。


キ「明日バイトの日だよね?…俺、吉原くんと直接話す。別にバレてもいい。なんとでもなるから。」

A「ダメですよ!そんなこと…キヨさんが上手く活動できなくなってしまいます…。」

キ「…今までもどうにかなってきたし、炎上とか気にしないし俺。今まで通りに過ごすだけだから。Aちゃんは心配しないでいい。」


キヨさんはそう言うけど私は心配だ。ファンの子達が悲しむだろう。心無い言葉を言う人も出てくると思う。それをキヨさんが1人で抱え込むのはすごく嫌だ。


キ「俺はさ、Aちゃんに戻って来てほしい。俺とまたゲームしようよ。楽しませるからさ。」


優しく発せられるその言葉に、帰りたいと強く思ってしまう。キヨさんと楽しくゲームがしたい。キヨさんとご飯を食べたい。キヨさんと「おはよう」「おやすみ」を交わしたい。


A「…帰り…たい…っ。」

キ「…泣き虫だなー本当に。でも、よく言えたな。」


今すぐ会いたい。キヨさんに会いたいよ。
私が次の言葉を言おうとした時、ガチャっと玄関で音がした。
やばい、帰ってきたんだ。
私は思わず電話を切ってしまった。


吉原「ただいま。…どうしたの、なんで泣いてんの。」

A「なんでもないよ。」

吉原「嘘じゃん。なんで嘘つくの?」

A「…」

吉原「…キヨさんのこと?」

A「違う。」

吉原「じゃあ何?」

A「なんでもないって。…ご飯作る。」


吉原くんは鋭い。バレないように必死に隠す。
これ以上、私に踏み込んで欲しくない。
早く離れてしまいたい。
キヨさんといる時はご飯を作る時間も楽しくて、毎日ワクワクしていたけれど、今は早く眠りたい気持ちが強くて、手早く料理を作るのだった。

話がある→←彼女の本音



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
設定タグ:キヨ , 最終兵器俺達 , TOP4   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

えぬ(プロフ) - RX-00さん» 最初から読んでくださってありがとうございます!会話部分は勢いで書いていて、私の中のキヨくんの叫びが出ちゃいました笑 これからも楽しんで頂けるように書いていきますので、ぜひ、よろしくお願いします🙇‍♀️ (2022年7月20日 16時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
RX-00(プロフ) - 初めまして。パート1から読んでます。キヨくんの発言する言葉ひとつひとつがキヨくんの声で脳内再生されて、毎回笑わせてもらっています!「ガッチさんにときめかないで!」が個人的に大好きです(笑) (2022年7月20日 16時) (レス) @page47 id: d76f713c2b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えぬ | 作成日時:2022年6月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。