ゲーム月間（フジ） ページ35
フジside
バンド練から帰って来て携帯を見ると、キヨからLINEが入っていた。
キ「今からAちゃんとWiisports対決してもらうから家来い」
そういえばAちゃんは今ゲーム月間中だったっけと思いながら、LINEに「はいよ」と返しキヨの家に向かった。
インターホンを鳴らすと、中からバタバタと足音が聞こえすぐに扉が開いた。
A「フジさん！急にすみません。私と対決してください！」
フ「それは全然いいんだけど…やる気満々ね笑」
既に手にはWiiリモコンを持っている。
どうやらもう準備は出来ているみたいだ。
ただキヨの姿がない。
フ「あれ？キヨは？」
A「キヨくんは実況撮ってます。」
フ「俺はAちゃんの子守りってことね。」
A「小さい子じゃないですよ私。」
眉を寄せて明らかにムッとした顔をするAちゃん。
こういう所が子どもっぽいんだよなと思いながら、「ごめんごめん。怒んないで〜。」と軽く言う。
A「そんなこと言われたからには、私勝ちますからね？」
フ「俺だって負けねーよ？あ、負けたら、罰ゲームしようよ。」
A「…まさかビリビリ？」
フ「鋭いね〜。お見事！ビリビリグーッズ！」
カバンの中にいつも入れているビリビリグッズを取り出す。
A「絶対勝ちます！」
Aちゃんはゲームをするとは思えないほどの剣幕でテレビ画面に向いた。
ビリビリをやらしてみたいから勝たないと笑
A「えええ！？嘘！あとちょっとだったのに…。参りました。」
フ「やったー！ビリビリしてもらえるー！」
へにゃへにゃとソファに倒れ込むAちゃんと、ガッツポーズをとる俺。
そこに実況を撮り終えたキヨが。
俺とAちゃんを見て「何してんの。」と表情を崩さずに聞いてくる。
フ「俺が勝ったからビリビリしてもらうんだー。」
A「負けたー。キヨくん、私ビリビリの餌食になっちゃうよ。」
ふらふらとキヨのそばにいき手を繋ぐ。
もう片方の手にはビリビリグッズ。まさか？
A「キヨくん、このボタン押して？」
キ「ちょっと待て、俺も巻き込む気？」
A「キヨくんと一緒なら出来るから…。」
フ「…えい！」
躊躇うキヨの手をとってボタンを押す。
キ「あぁぁ！」
A「ぎゃ！」
フ「うそん！」
俺も巻き添えを食らって3人で床に倒れ込む。
今日もこのカップルは可愛いなぁと倒れながらも思った。
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えぬ(プロフ) - RX-00さん» 最初から読んでくださってありがとうございます！会話部分は勢いで書いていて、私の中のキヨくんの叫びが出ちゃいました笑 これからも楽しんで頂けるように書いていきますので、ぜひ、よろしくお願いします🙇♀️ (2022年7月20日 16時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
RX-00(プロフ) - 初めまして。パート1から読んでます。キヨくんの発言する言葉ひとつひとつがキヨくんの声で脳内再生されて、毎回笑わせてもらっています！「ガッチさんにときめかないで！」が個人的に大好きです(笑) (2022年7月20日 16時) (レス) @page47 id: d76f713c2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぬ | 作成日時：2022年6月5日 21時
