やっぱおかしい ページ3
キヨside
レ「Aちゃんと連絡取れたよ。」
キ「なんて言ってた！？」
レ「『私は幸せでした』って。」
キ「…じゃあなんで出て行ったんだよ。」
レ「俺思うんだよね。あのバイトくんがなんか弱味握ってんじゃないかって。」
俺がなんとなく感じていた不安をレトさんが口にする。急に付き合うことになって、急に荷物をまとめて出て行った。そしてあの伝言。何かがおかしい。
レ「たぶんキヨくんから連絡してもAちゃんは何も返してこないと思うから、俺がしばらく連絡取り合ってみる。」
キ「ありがとう。」
レトさんにAちゃんのことは任せるしかない。今の俺には何も出来ないから。俺は、吉原くんのことを調べることにした。ネットは俺の縄張りなんだよ。活動者舐めんなよ。
あれから数日。SNSをフル活用し、俺は吉原くんの事をくまなく調べた。大学から交友関係まで、今はなんでもわかってしまう便利だけど怖い時代だ。そんな中、俺は吉原くんのアカウントだと思われるものに辿り着いた。鍵はついてなかったので覗いてみる。
キ「これ…。」
1番最新の投稿には彼女と思わしき女性との手を繋いでいる写真が上がっていた。
その女性の手首には見覚えのあるブレスレット。
『幸せを運ぶ猫』だ。俺と色違いの。見つけた。
Aちゃんだ。
ガ「それで、キヨはどうしたいの？」
キ「俺は…Aちゃんに伝えたい。一緒にいたい。俺が幸せにしたい。」
牛「今回は協力してやらんこともない。」
レ「俺には今のところ貸し2ね。」
キ「…サンキュー。借りはちゃんと返すから！やっぱ持つべきものは実況おじさんだな！」
ガ牛レ「おまえが言うな笑」
この3人の手を借りて、俺はAちゃんに気持ちを伝えることを決心した。でもどうやって吉原くんから引き離そうか。悩んでいると、レトさんに電話がかかってきた。
レ「もしもし、うん、どうした？」
電話の奥からかすかに聞こえた声は、小さいけれどAちゃんの声だった。家を出て行った日に聞いたのが最後だから、久しぶりに感じる。今すぐに会いに行きたくなる。
A「キヨさん元気ですか？」
レ「元気だよ。変わらず実況撮ってる。」
A「そっか…それなら良かった…。」
俺の事を心配する声。俺が声を出そうとすると、ガッチさんに止められる。レトさんも口に人差し指を当てながら聞いとけと目で合図を送ってくる。俺はそっと2人の会話に耳を澄ませた。
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えぬ(プロフ) - RX-00さん» 最初から読んでくださってありがとうございます！会話部分は勢いで書いていて、私の中のキヨくんの叫びが出ちゃいました笑 これからも楽しんで頂けるように書いていきますので、ぜひ、よろしくお願いします🙇♀️ (2022年7月20日 16時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
RX-00(プロフ) - 初めまして。パート1から読んでます。キヨくんの発言する言葉ひとつひとつがキヨくんの声で脳内再生されて、毎回笑わせてもらっています！「ガッチさんにときめかないで！」が個人的に大好きです(笑) (2022年7月20日 16時) (レス) @page47 id: d76f713c2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぬ | 作成日時：2022年6月5日 21時
