●自傷行為バレてみた ページ14
«キヨ»
「なにしてんだよ!」
彼と喧嘩し、泣きながら部屋に入った貴女。机の中のカッターを取りだし手首に当てました。そのタイミングで彼が部屋に入ってきて、驚いた貴女はざっくりと傷を作ってしまい痛さに顔を歪めました。「いった…」それに気付いた彼は急いで貴女の元へ。傷を見て声を上げた彼にビクッと肩を揺らすと、彼はすぐに申し訳なさそうな顔をして「ごめん…でもこれ早く手当てしないと!」と謝ってすぐに手当てに。その途中のことです。「…さっきはごめん。この傷、俺のせいだろ?」声色がうって変わっている彼の顔はうつむいていて分かりません。「…俺にいくらでも傷付けていいから、当たっていいから、もうしないで。」そして顔を上げた彼は泣きそうな顔をしていて。そんな顔されたら、もうその日から出来なくなります。
«レトルト»
「気持ちは分かるけど…やめよ?」
「えっ?」彼のその言葉に驚きますが、確かに言われてみれば心当たりがあります。夏なのに彼が長袖を着ていたからです。彼の自由と思っていましたが、そんなこと言ってられず彼の腕を掴んで袖を捲ると4本の傷が現れました。「なんでこんな…!」「ブーメランだよ、Aちゃん。」そう言われて、自分もしていたことを思い出します。「…分かった、やめる。ただし、私自身が傷を作るのをやめるだけ。」貴女が考えた、彼にやめさせる策。それは、相手の傷を作るというものでした。「そんなこと出来ないよ。」「うん、私も出来ない。だからやめようよ。相談することを覚えよう?」彼はしばらく貴女を見つめていましたが、溜め息を吐いて「…分かった、俺もやめる。約束しよう?」その日交わされた指切りはずっと守られています。
«牛沢»
「なんでこんなことした?」
傷を見た彼は、貴女の手を取って優しく聞く彼は怒っていませんが、その真剣な顔が怒っているように貴女には見えました。「怒って、ない?」「怒ってないよ。」「あのね…」怯えた様子の貴女が落ち着くように、微笑んで答えてくれました。それを見てホッとした貴女は、信じていた友人に裏切られていたことを知り自傷行為をした、という経緯を泣きじゃくりながら話しました。その間、話の邪魔にならないよう相槌を打ってくれる彼。「辛かったな。けど、相談してほしい、心配だから。わかった?」ぎゅっと貴女の手を握って貴女を見上げる彼はすごく真剣です。しかし、貴女に問いかけてくれる声音はすごく優しくて、返事の代わりに抱きつきました。
リクエストありがとうございました!想像と違ったらすみません、、
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花音(プロフ) - 初めまして♪どの話しも胸キュンしました( *´艸`) (2022年7月8日 12時) (レス) @page22 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうりの糠漬け - リクエストよろしければ、「殺されてみた」が見たいです! (2022年5月24日 22時) (レス) id: 633aa1b5d3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぅー - リクで電マ、ローターでお仕置き (2022年4月23日 21時) (レス) @page15 id: f68ffa5c6a (このIDを非表示/違反報告)
Aoao___soda(プロフ) - リクエストいいですか?「頭痛で寝込んでみた」見たいです! (2022年1月14日 20時) (レス) id: fbbf5a4302 (このIDを非表示/違反報告)
るゆ - めっちゃこの作品好きです...話の書き方が好みです!これからも無理せず更新してくれると嬉しいです...。出来ればで大丈夫なんですが、リクエストで嫉妬してみたをやって欲しいです! (2021年12月28日 17時) (レス) id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごアイス | 作成日時:2021年10月14日 19時