○○してみた、されてみた！3【ky】【rtrt】【uszw】

○名前で呼んでみた ページ11

«キヨ»

「なあに？Aちゃん。」

付き合って半年。未だに名前を呼んだことがない貴女に「ねー名前呼んでよー」と擦りついて甘えてくるのは、最早日常に。最初は反応していた貴女ですが、今は適当にあしらう程度に。それを不満に思っている彼は、とうとう最終手段に出ます。「名前呼んでくれなかったら今日寝かせないから。」耳元で聞こえたいつもより少し低い声。怒っているのではなく、貴女をからかって楽しんでいるサドな時の声。「…○○」「なんて？もっかい。」「○○！」真っ赤な顔を見せないように、両手で顔を覆って名前を呼びましたが意地悪な彼はもう一度言わせてくるので、今度は怒ったように言いました。満足そうな彼に「もう、キヨのバカ…」と恥ずかしさで涙目の貴女を見て「…ごめん、寝かせられねえわ。」とソファに押し倒します。

«レトルト»

「どうしたの？」

元々名前呼びなので、特に何も反応ありません。「ねえ、なんで名前呼びがいいの？身バレとか気にしてないの？」この際だから、と聞いてくる貴女に彼は「うーん…普通にAちゃんといる時は実況者としてじゃなくて、恋人として居たいから。」恥ずかしがらずに普通に答えた彼に、貴女が恥ずかしくなって顔を赤くしました。そんな貴女の頭をポンボンと撫でて部屋に入っていく彼。仕返しとして、彼の実況者名を呼んでみることに。「レトさーん。」「ん？」こちらを見た彼ですが、普通に反応しただけのようです。「レトさんって言っても反応変わんないじゃん。」少し拗ねたような貴女を見てハッとした彼。「呼ばれ慣れすぎて気付かなかった！」結局反応は変わりませんが喜んでくれるので名前呼びにしましょう。

«牛沢»

「こら、名前呼びはダメだって。」

用心深い彼は、同じ実況者である貴女と実況中に名前を呼んではいけないからと、貴女に普段からも実況者名で呼ばせています。試しに呼んでみると、注意されてしまいました。理解はしているのですが、納得が出来ません。だって、貴女の名前すら呼んでくれないのですから。「なんでそこまでこだわるの？」分かってはいるのに、不安で仕方ない貴女の口から出た言葉。「だからそれは…」「分かってるよ！それでも私は、うっしーに名前で呼んでほしい…。」説明しようとした彼の言葉を遮った貴女。部屋に逃げ込もうとした貴女ですが、腕を掴まれ出来ませんでした。「…ごめん、そんなに辛そうな顔させるためじゃなかった。A、こっち向いて？」そんな声で、言葉で、名前を呼ぶなんてズルい。

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