先生らしいこと。 ページ9
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それからべつにお互い何もすることはなく。
なんとなく、どうしたらいいか分かんない空気になっている時。
先生は言った。
教師らしいことでもすっか、と。
『…数学、教えてくれるのはいいんですけど。』
キ「おう。」
『今の範囲全部分かるんですよね。』
キ「はー？つまんねえの。」
『仕方ないじゃん。私頭いいから。』
キ「うっざ。だからモテないんだよ。」
『…』
キ「彼氏いない歴イコール年齢ってやつだろ？どーせ…
…いや、何でもない。頼むからそんな目で見んな。」
確かに、その通りなんだけど。
でも。
『…告白されたことなら、何回かある。』
キ「は？」
『ま、知らない人だし。全部…っ、』
キ「断ったのか？」
机に手をついて、私を見下ろすようにして見る先生。
先生、何で時々そんな目で私を見るの？
怖いんだけど。
『…断った。恋愛とか興味なかったし。』
キ「…キスしていい？」
『頭おかしいんでしょ。』
キ「なんかしたくなった。ファーストキス奪いたい。」
『ふざけんな。誰があんたなんかに渡すもんですか。』
サラサラと私の髪の毛を触ったり、
さりげなく手を握ってきたり。
何でこんなに執着されなくちゃいけないの。
キ「…お前、手綺麗だな。」
『…』
キ「俺も綺麗って言われるけど。」
『一言余計。』
キ「何で俺の自満はダメなんだよ。」
『聞きたくないから。』
キ「マジ女ってめんどくせえ。」
『だったら私から離れろ。』
何でべたべた私にくっついてくんの。
離れればいいじゃん。
『離れたくない理由でもあんの？』
キ「あるに決まってんじゃん。俺、お前のこと狙ってんだぞ？」
『はあ…。』
キ「はあじゃねえ。
気になってもいないやつにキスしていいかなんか聞かねえだろバーカ。」
『なっ…なんで煽られなくちゃいけないのよ！』
キ「はいはい落ち着けって。」
ほんと、納得いかない。
っていうか、何で私こんなに先生と一緒にいるの？
本当に嫌なら、ひっぱたいて出てくべきじゃん。
何で勉強教えてもらおうとしちゃってた？
さっさと帰ればいい。
のに、なんか、脚は動いてくれない。
案外この時間が、リラックスできてるのかもしれない。
『…安定剤。』
キ「は？」
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かっちゃん(プロフ) - いやー素晴らしいですね、キヨさんとかレトさんが先生とかいいですね。しかもあんなにフレンドリー主人公ちゃんが羨ましいです。最後まで読んじゃいました。一日で。まだまだキヨさんのファンになって浅いですがよろしくお願いします。あとフォローさせて頂きました。 (2019年8月5日 22時) (
レス) id: 0390fdff66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - うわーーー最高ーー！ (2019年5月25日 0時) (レス) id: 396d649605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - うわーーー最高ーー！ (2019年5月25日 0時) (レス) id: 396d649605 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - SEAN◎さん» よかったです〜！！！ (2019年5月5日 1時) (レス) id: 5be1506abf (このIDを非表示/違反報告)
SEAN◎(プロフ) - 彩花さん» 了解です！わざわざありがとうございます...！ (2019年5月3日 22時) (レス) id: c8750bacb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEAN◎
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/SEANH1/
作成日時：2019年3月5日 22時
