様子が変。 ページ26
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学祭も終わり、文化部が目前にするのは高文連。
これが意味することとは。
私が、しばらく放課後フジ君に会いに行けないってこと。
レ「で？何で俺んとこ？」
『…ヒマだから？』
レ「はよ帰ればええやん。」
『帰っても何もないんですー。』
両親は今日も残業だし。
といっても、19時には二人とも帰宅。
珍しく同じ会社で働いてるのだ。仲が良いこと。
キ「あんまレトさん困らせんなよ。」
『！先生じゃん。部活は？』
キ「今日はないんだなー。」
レ「…もー、くつろぐのもええけど。
騒ぎすぎんなよ？」
キ「ほーい。」
先生は私の横に座って、ジッと見つめてきた。
すっごい目合わせてくる。
『…なに？』
キ「…べつに。」
いつの間にかレト先生はいなくなっていて。
二人きりだった。
これを待っていたかのように、
先生はいきなり私を抱きしめてきた。
キ「んー…落ち着く。」
『私は落ち着かないんですけど、っ』
キ「暴れんな。…このまま。」
力ない声でそう言って、私の肩に頭を乗せた。
…どうしたんだろ。
なによ、こんなに弱っちゃって。
いつの間にか私の手は先生の頭にあって、
迷いながらも、そっと撫でていた。
キ「…それいい。」
『撫でんの？』
キ「俺もう大人だし。されることないじゃん。だから…。」
『私だってされることな…
くもないな。あんたがよくするから。』
キ「そうだっけ？」
『うん。割と突然撫でてくる。』
キ「…無意識かも。」
『は。』
何、今まで無意識で撫でられてたの？
信じられないんですけど。
キ「お前可愛いから…撫でたくなる。」
『…そういうとこ嫌い。』
キ「何で。めっちゃ褒めてるじゃん。」
『可愛いとか言われるの苦手。』
キ「なんでだよ。可愛い可愛い可愛い…いでえ！！」
ムカついたから頭引っ叩いてやった。
声がバカでかくて、耳が痛い。
『っていうか、いつまでこの状況なの。』
キ「充電できた。もういい。」
『充電って…』
キ「ありがとな。A。」
『…べつに、何もしてないし。』
むしろ、私もちょっとリラックスできたし。
お互い様なんじゃないの。
そんな恥ずかしいことは言えなかったけど。
キ「こういうのを好きって言うんだよな。」
『…どうしたの。』
キ「べーっつに。」
なんか、今日変。
いつもの先生じゃない。
やっぱり、あの新しい先生と関係があるのかな。
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かっちゃん(プロフ) - いやー素晴らしいですね、キヨさんとかレトさんが先生とかいいですね。しかもあんなにフレンドリー主人公ちゃんが羨ましいです。最後まで読んじゃいました。一日で。まだまだキヨさんのファンになって浅いですがよろしくお願いします。あとフォローさせて頂きました。 (2019年8月5日 22時) (
レス) id: 0390fdff66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - うわーーー最高ーー！ (2019年5月25日 0時) (レス) id: 396d649605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - うわーーー最高ーー！ (2019年5月25日 0時) (レス) id: 396d649605 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - SEAN◎さん» よかったです〜！！！ (2019年5月5日 1時) (レス) id: 5be1506abf (このIDを非表示/違反報告)
SEAN◎(プロフ) - 彩花さん» 了解です！わざわざありがとうございます...！ (2019年5月3日 22時) (レス) id: c8750bacb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEAN◎
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/SEANH1/
作成日時：2019年3月5日 22時
