○一緒に勉強してみた ページ39
※学パロです。
«キヨ»
「なんで全部合ってんのにさぁ…」
2人きりの教室で教卓の向かいにいる彼は問題用紙を見て溜め息を吐きながら全問に丸をつけています。全問正解しているのに追試常連の貴女。「お前の為に簡単にしたのに。」「でも私追試は絶対受けるよ?先生と2人きりになりたいもん。」貴女の為に考えたテスト、嬉しくなった貴女がつい口を滑らせてしまい、驚いている彼を見て我に返り口を塞ぎます。「…じゃあ明日から昼休み屋上来い。鍵開けといてやるから。だからもう追試来んなよ?」一方的に言って彼は教室を出ていきますが、踊り場で立ち止まった彼の顔は赤かったのだとか。次の日からお弁当2人分ですね。
«レトルト»
「え…」
テストが近付く割に人が居ない図書室の奥の机で勉強している彼。本を取るために彼の後ろに回ったのですが、彼のペンが止まっている問題の答えを思わず言ってしまいます。振り返る彼に戸惑うも勉強を教えることに。いつしか待ち合わせを図書室にして、勉強をしたり話をする仲に。月日が流れ「次のテスト、競争しよ!」という急な貴女の提案にすぐに頷いた彼。2週間後、テストも終わり結果も返されたのでいつものように図書室に集まって結果を見ると、彼の方が順位が上でした。「すごいね、レトさん覚えるの早いから抜かれちゃった。」「そんなことないよ、Aちゃんが教えてくれたから…。」眉を下げて笑う貴女にフォローする彼が言葉を切ったのでどうしたの?と聞くと「だからさ、お礼にどっか出掛けない…?」弱々しく言う彼。貴女はどうします?
«牛沢»
「いや、勉強する気ねえじゃん。」
苦笑する彼がの視線の先にはベッドに転がってスマホを見ている貴女。現役大学生である彼はバイトの家庭教師。もはや友達の域までいっていますが。「だって今日することないじゃん。わからないとこないし、宿題ないし、テスト終わったし。」「…じゃあ、」うつ伏せに寝たまま答えた貴女が動いていないのにベッドが軋んだ音を出すので、振り返ると近くに彼の顔が。思わずドキッとした貴女に「保健体育でも教えてやろうか。」片方の口角を上げ追い討ちを掛けてきます。「なんてね。」と退こうとする彼に貴女は▽服の裾を引っ張る?▽なにもしない? 後者はもちろんなにもありませんが、前者にすれば今まで見たことのない一面が見れますよ。
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たまごアイス(プロフ) - 箱さん» コメントありがとうございます!いえいえ全然。それならよかったです(笑)これからもどうぞよろしくお願いします。 (2021年11月3日 0時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - お礼が遅れてしまいすみません。リクエストのやつ書いてくださりありがとうございました!期待以上で画面の前で悶えてました(笑) これからも楽しく読ませて頂きますね! (2021年11月2日 21時) (レス) @page5 id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
たまごアイス(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます!思い付いたものをただ文章にしているだけなので、そう言っていただけて安心です^^ (2021年9月4日 17時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 個人個人の特徴を捉えれていて素晴らしい。 (2021年9月4日 17時) (レス) id: 7d746d30e5 (このIDを非表示/違反報告)
たまごアイス(プロフ) - 雪月花さん» コメントありがとうございます!ええ、私の作品がモチベに!嬉しい!!『抱きしめてみた』ですね、了解致しました!書くのは続編に回ってしまいます、すみません、、 ありがとうございます、雪月花さんもどうかお気をつけて! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまごアイス | 作成日時:2021年7月15日 21時