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○奪い合われてみた [1] ページ23

「「かんぱーい。」」

いつもの居酒屋、いつもの奥の個室でいつもの言葉を言ってジョッキを合わせた。カチン、という音を聞いてからジョッキの中のお酒を半分になるまで飲み干した。

「っはぁー!やっぱ美味しい!」

「流石、イイ飲みっぷりだなーw」

「ビールは喉ごしが1番でしょ!」

そんな私を見て、笑いながら釘を差したのは同業者で前に座っている、牛沢という男だった。それを分かっておきながら、にかっと笑ってビールをテーブルに置いた。しかし、牛沢もというっしーに顔を逸らされ首を傾げた。

「あ、ガッチさんは?」

「今日は無理やって。」

「酔っ払いが少なくなるから助かるけどなー。」

そう言えばと、集まっているメンバーに1人居ないことを思い出し聞いてみた。答えたのは未だにマスクをつけている斜め前のレトさん。その次にいらないことを言ってきたのは隣のキヨで、その言葉を聞いた私は軽く無言でキヨの腕を叩いた。
そういういらないことばっか言ってくるんだから…。キヨは何かぎゃあぎゃあと言っていたけど、無視しておつまみを食べながらお酒を進めていった。

「くっそ、なんで俺が…。」

「じゃん負けだから仕方ないじゃんw」

閉店の時間が近付く頃、私達はいつもと同じように帰って、いつも通り誰かの家で2次会をして、バカ騒ぎをして楽しむ、ハズだった…。
会計をすることになったのはじゃん負けのキヨ。それに着いていくレトさん。お腹いっぱいになったらしく、まだ残っているおつまみを2人で食べてからキヨ達の元へ向かう。食べないともったいないしね!
満腹の幸福感に笑顔を浮かべていた私は油断していた。

「わっ…」

ちょっとした段差につまずいた私は、少し間抜けな声を出したあと痛みを覚悟して目をつむったけど、私が感じたのは何かの温もりだった。そっと目を開けると、先に靴を履いたうっしーの胸に飛び込んでいた。

○奪い合われてみた [2]→←なんっじゃこりゃ!!!*



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たまごアイス(プロフ) - 箱さん» コメントありがとうございます!いえいえ全然。それならよかったです(笑)これからもどうぞよろしくお願いします。 (2021年11月3日 0時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
- お礼が遅れてしまいすみません。リクエストのやつ書いてくださりありがとうございました!期待以上で画面の前で悶えてました(笑) これからも楽しく読ませて頂きますね! (2021年11月2日 21時) (レス) @page5 id: dbdea8e05b (このIDを非表示/違反報告)
たまごアイス(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます!思い付いたものをただ文章にしているだけなので、そう言っていただけて安心です^^ (2021年9月4日 17時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 個人個人の特徴を捉えれていて素晴らしい。 (2021年9月4日 17時) (レス) id: 7d746d30e5 (このIDを非表示/違反報告)
たまごアイス(プロフ) - 雪月花さん» コメントありがとうございます!ええ、私の作品がモチベに!嬉しい!!『抱きしめてみた』ですね、了解致しました!書くのは続編に回ってしまいます、すみません、、 ありがとうございます、雪月花さんもどうかお気をつけて! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 84c9dfda6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまごアイス | 作成日時:2021年7月15日 21時

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