やはり僕の恋愛説明書は間違っている

# ページ12

A





「A、久しぶりだな！」

「髪の毛染めたんだ。似合ってんじゃん…笑」

「胸も大きくなって。また揉 ませてよ。」





「……なんの用？」



「そんな怖い顔しなくても。」
と笑うのは元カレ。



「はやくして。私ひまじゃないの。」
「でも、わざわざ来てくれたんじゃん。
まだ俺の事好きだから？」



前と変わらないその笑顔がこわい。


「まあ、もう一回やり直そうぜ俺たち。」



阿呆なのか、と言いたいが。
阿呆なんですよね。
捨てられたのは私だし、子供いるんじゃないのかよお前。




「無理。」
「なんで。」
「大学あるし、好きな人いるから。」
「ふーん、俺に振られたら次の男か。」
「悪い？そもそもあんたなんか好きじゃなかったから。」
「は？」
「もういいでしょ。私はあなたと関わりたくないの。」



「お前、俺としかしてないくせに。」


大嫌いな、優しい声が、耳元で響く。



誰もいない道で、逃げれるわけがなかった。
「黙ってれば逃がしてやる。」
そんなの嘘だって、わかるはずなのに。







「じゃあな。」



私のカバンから財布をとって消える。
ばーか、その財布偽物だわ。
結局私はあんたの財布じゃん。
服もボロボロだし、パンツどっか飛んでるし。



せっかく可愛くした顔だってぐちゃぐちゃで。
私の魔法に手出すなよ。
溜まった液が汚くて、うざくて、憎らしくて、






「……てっちゃんからだ……。」


てっちゃんA?
てっちゃんみんな心配してるよ
てっちゃんどこにいるの?



みんな心配してるか……。





Aいま見た
Aごめん、ちょっと色々あって




それだけ打って、カバンにぶち込んで



「帰るか。」







　




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かなり意味わからなくてすみません。
もう少しわかりやすく書けるよう頑張ります。


　

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