『キヨ』You're so evil ! (ページ25)

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ё24 ページ25

“お前が閉じこもったままじゃ、あの子は一生変わらない。”

家に到着し、しばらくソファーでくつろごうしとしてみても、藤原の言葉が頭から離れず落ち着けなかった。

まったく自己嫌悪に陥りそうだ。

高校生の頃はよく藤原と、湊の家にゲームをしに遊びに行っていた。湊の母親も俺たちのことは快く思ってくれているようで、幸せな家庭の雰囲気を感じていた。

しかし、何度目かに湊の家を訪ねた時初めて知った。
もう1人の住人の存在を…。

物置部屋だと思っていた廊下の一番奥の部屋のドアが開いて女の子が出てきた。

薄汚れたグレーのジャージに伸びきった髪…。

向こうもこちらに気づいたようで慌てて物置に戻っていった。
あの時の女の子の光のない目を今でも忘れられない。

俺と藤原は驚きの顔を見合わせるとすぐさま湊のもとに向かった。

フジ｢湊！さっき奥の部屋から女の子が出てきたんだけど…｣

湊｢あぁ〜。ネズミ出てきたんだ〜。｣

呑気にゲーム機のコードを繋げながら湊はそう言った。

キヨ｢はぁ？どーゆーこと？｣

湊にとって言いたくなかったことだったようで、少し考えて言った。

湊｢あいつ、妹だよ。と言っても血は繋がってない。おば夫婦が亡くなってうちに来たんだ〜。｣

フジ｢そうだったんだ…｣

湊｢あいつ汚いし気持ち悪いし、二人とも嫌な思いしたでしょ？後で叱っとくよ〜。｣

そう言うと鼻歌を歌いながら今度はリモコンをセットし始めた。

俺と藤原は唖然として立ち尽くした。

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1ヶ月も空いてしまいました…。
ホントにすみません！