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#キヨside
キ「…うっしー本気じゃん」
牛「当たり前だろ。最初から本気だっつってるだろ、俺は」
キ「ふーん」
牛「ま、お前は遊びならほんとやめろ」
キ「…本気だよ」
牛「本気で遊び？」
キ「ちげーよ。…うっしーと同じだよ」
うっしーには言わねーと、って思ってた。
遊ぶつもりなんてもうないから、俺も真剣にあいつに向かってく、って。
牛「…気付かなきゃよかったのになww」
キ「んだよ、それ」
牛「お前帰るんだろ？Aちゃん来る前に帰ったら？俺ら二人で歩いてくとこ見たくないだろ？」
にやにやとしてくる。
うわ、性格くそわりーな、うっしー。
キ「性格わりーぞ、くそ」
牛「へいへい、言われ慣れてるから今更だわ。ま、よろしくね、ライバルさん」
キ「うるせ、んじゃ」
仕方ないからうっしーを置いて家に向かう。
確かにうっしーと小田さんが二人で歩いてくとこなんて、わざわざ見たくねー。
キ「…はあ、俺もどーにかしねーと」
そうは思うのに、実際何をすればいいのかわからない。
本気で女を好きになるとか、いつぶりだよ。
24だから遊び盛りだ、なんて言ってたのに。
…遊びで十分だと思ってたのにな。
そういえば俺、小田さんの年齢も知らね。
知ってるのは名前と、過去の話？
なんでこんな、知らないことだらけの女に惚れてんだろ。
知らないから？
知ったら冷めたりするもんかな？
て、こんなことを考えてる時点であいつのことばっかりなわけで。
キ「はー、まじあほらし」
「あ、キヨー？」
うわ、と思った。
ぼーっとしてたせいか。
「キヨ最近連絡ないから寂しかったあ」
甘ったるい声が気持ち悪い。
甘いにおいも、今は鼻につく。
そういえば、あいつはこういうとこねーな。
「聞いてるー？」
キ「おい、離せよ」
「冷たいー。ね、ホテル行かない？」
キ「行かねーよ」
「いっつもあんなにしてたのに、突然酷いよー」
俺こんな女で遊んでたっけ。
「せめてご飯くらいいーでしょ？たくさんしてあげてきたんだからあ」
うるせーな、なんでくっついてくんだよ。
してきた、ってなんだよ、お前がしたかっただけだろ。
ま、抱くよりは飯のがましか。
キ「これで最後だからつきまとうなよ」
「もー、ひどーい」
けたけた笑ってる。
なんだこいつ、可愛くねーな。
これがあいつだったら、どんな反応してたんだろう。
牛「何頼む？」
貴「んー…おすすめありますか？」
うわ、なんで同じ店なんだよ。
最悪。
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煎茶(プロフ) - コメント失礼いたします。三人の長所が絶妙なバランスで描かれていて至高の作品でした。この小説との出会いに感謝したいです。執筆お疲れ様でした。 (2018年8月27日 1時) (
レス) id: ea34eab2cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - こねりさん» ありがとうございます(;_;)！！！内容が良い悪いはなんともいえないですか、いくつかお話は書かせていただいていますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです(*^-^*) (2017年10月23日 2時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
こねり(プロフ) - とっても面白かったです...！！うっしーがいい人すぎで、思わず読んでて泣いてしまいました...。新作の方も読ませていただこうと思います！！ (2017年10月16日 23時) (レス) id: 8a30c5e030 (このIDを非表示/違反報告)
。。*ましゅまろん*。。 - ゆるさんの小説みてたら、下の告知がいないないばぁ！で笑いました笑 (2017年3月29日 15時) (レス) id: b56a98098d (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 蒼乃さん» わかります！！！私も、他の方と交流すること全然なくてwwたくさんコメントでお邪魔しちゃいますね！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2016年9月13日 3時
