齢5歳にして思い出してしまった件 (ページ24)

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22話ページ24

きっと今頃

エマとノーマンはここから抜け出す方法を見つけ出そうとしている

ここの施設は、［一軒］と思っているんだろうな

ここは、円形の壁に囲まれていて、
その周りは平和な世界だと

確かにここの施設は

［逃亡を前提には造られていない］

が、まだ情報がきっとたりていない

ここの図書館も

モールス信号だということに気づくまであと少しか、

『フィル、おいで、、』

そう言って少女は図書館の前を通り過ぎようとした男の子を呼び止めた

フィル「！！ラーナ！どうしたの？」

『この本ね、フィルに、読んでほしいんだ！』

フィル「？？どうして？」

『ここに載ってるお話ね、いろんなところに冒険ができるお話なのそしてね、この裏表紙の

［このフクロウさんかわいいでしょ？］』

フィル「！！ほんと！！ぼうけんできるの？
そのひとのほんぼうけんできるの？！！」

『うん！とっても面白いよ！

エマやノーマンは、お外遊びが好きだし。レイは、物語あんまり読んでるイメージないからね、

フィル、読んだら感想を聞かせてほしいの』

フィル「うん！わかった！僕読んでみるね！」

『ふふ、』

モールス信号を早く見つけるためにはこうしなければならないはずだ、、

ママも、、救いたい

シスターも

まだ、まだ期間はある

シスターも来ていない、ノーマン達はレイに、あの夜何があったかを伝えてない

どれだけの知識を、みんなに渡そう

どれだけのヒントを与えよう

自分が犠牲になって、みんなが助かるならば

これ以上の

【至福】で【償い】

はないだろう。

それでも、それでも、、、

あの何も知らない

知らなかったはずの普通の日常を夢見ている私は

きっと

【過去にすがりつきすぎている】