唯一の女役員は今日もみんなと仲良しみたいです【w,r,w,r,d】 (ページ43)

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先輩、練習しましょ？ページ43

syp「A先輩、劇の練習しませんか？」

『ん？いいけど…部活とかは大丈夫なの？』

syp「クソ先輩に言ってきたので大丈夫です」

『そっか』

syp「先輩こそ部活大丈夫ですか？」

『私以外にもマネージャーはいるし大丈夫！』

syp「じゃあ、練習しましょ？グルッペンさんから屋上の鍵借りてきたんです」

と言ってショッピくんは鍵をくるくる回している
そんな姿でさえ様になるなぁｗ

2人でエミさんが作ってくれた台本をもって屋上にあがる
初めての屋上だ
風が吹いて気持ちいい

『私屋上来るの初めてなんだよねぇ』

syp「俺もっす」

『誰も来ないから心置きなく練習できるね！』

syp「そうっすね」

そう言って私たちは練習を始める
それぞれがロミオとジュリエットになりきって
エミさんが作ってくれた台本は元の台本からわかりやすくなっている．
他の生徒会メンバーにピッタリの役だ

でも、ロミオとジュリエットをやるうえで避けられない道がある

『キスシーン…』

syp「やっぱりありますよね…」

『どうする？』

syp「どうしましょうか…」

『寸止めとか…？』

syp「たぶんグルッペンさんが許さないかと…」

『私もそんな気がするよ…』

syp「ガムテープ越しとか？」

『劇の途中で貼るのは難しくない？』

syp「そうですね…」

『…キスする？』

syp「！！先輩はファーストキスやないんですか…？」

『それは…まぁ』

syp「俺もっすよ」

『それはぁ…さすがにまずいよねぇ…劇の流れでファーストキス奪われちゃうってやだもんねぇ…』

syp「…」

ﾁｭｯ

『！！え！？ショッピくん！？』

syp「これで劇の中でも普通にキスシーンできますね」

『ショッピくんファーストキスじゃなかったの！？』

syp「先輩…嫌でしたか？」

『…！！嫌じゃないよ．ショッピくんなら』

syp「俺も、ファーストキスの相手が先輩でよかったです」

『あ！！でも！！LOVEではないからね！？私好きな人いないから！』

syp「…じゃあ、好きな人候補にいれてください．俺は先輩のこと大好きなんで」

この子…涼しい顔してなんという爆弾発言…

『ん～…わかった』

syp「じゃ、続きやりましょ」

『うん…』

隣にいる後輩が自分のことを好きって…
変な感じ…

でも、嫌じゃないし嬉しいな…