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『それで、…こんな大所帯に』
まさかの事態に頭を悩ませる。
恐らくこのまま強制送還…、そっとソノイさんの顔色を伺いに行くとどうやら私が思っているのと少し違う雰囲気をしている。
「…Aを我々の世界に連れて帰る前に少し話し合いましょう。このままではなにが起こるかわからない」
「何がも何もない。そもそも、脳人の世界に連れ戻したところで俺が向かいにいく」
「桃井タロウ。やはりあなたとは相容れない」
またもやばちばちと火花を散らす桃井さんとソノイさん。
「真一…。まさか、お前がそんな変態だとは思っていなかった」
「はて、この私が変態？冗談も休み休みにしておいた方がいい。第一私は」
「くどい！そういうところが変態なんだお前は！」
「侘び寂びも何もない脳人風情に私が文句を言われる筋合いはない。大体なんだ、その腹の出た服は」
もうすでに爆発しあっている猿原さんとソノニちゃん。
「もうこれ収拾つかないよ…！」
「はるか、これは漫画の題材になるんじゃないか！？」
「編集長！？今そんなこと言ってる場合じゃ、…でも確かにこの非日常は…」
「燃えてきたぞ！ペンを動かせ、進め漫画道を！」
この二人にはノーコメント。
でもこんな時にも漫画に対して真摯に向き合うはるかの姿勢はすっごく尊敬…。そんなこと思ってる暇ないけど。
「とりあえず座ったら？」
『え…、あっはい。すみません』
「別にいいよ、ご注文は？」
『じゃあ、…このパフェと紅茶で』
パタリとメニュー表をしまうとエプロンを翻したその男の人はキッチンの方へ去っていった。このお店のマスターなんだろうけど、なんなんだあの異様な雰囲気。
周りの喧騒をゆっくりと眺めながら頼んだ品が来るまでの時間を過ごす。
あ、猿原さんソノニちゃんに蹴られてる。ん、桃井さんとソノイさんは店の外に…、なんで配達に行ったの？
「ねえ、A。ネーム描けたんだけど読んでみて、結構自信作！」
『嘘、あのはるか先生のネームを私が…！？』
ワクワクとした気持ちで受け取った原稿用紙を読み進めていく。はちゃめちゃに進んでいく展開に、クセの強い登場キャラたちは全員見事にキャラが立っていてすごく見応えのあるストーリーだ。ただ一つ、
『なんとなくこのキャラたちがみんなっていうことはわかるんだけど、』
一人、モチーフがわからない女の子に指を刺す。
『この子は、誰がモチーフなの？』
「え、見てわからない？Aだよ、似てるでしょ？」
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さもえど(プロフ) - ＊桜もち。さん» こちらこそこのような素敵なイベントに参加できてすごく嬉しいです…！わちゃわちゃ感はかなりイメージしながら書いたので気づいてもらえてハッピーです、ありがとうございます✨ (12月23日 12時) (
レス) @page12 id: c71a97a44f (このIDを非表示/違反報告)
＊桜もち。(プロフ) - またまたイベント参加ありがとうございます✨ドンブラの皆のわちゃわちゃ感が本家様と凄く通ずる物があってとても面白いです！続き全力待機してます！！！ (12月23日 11時) (レス) @page12 id: 17da285f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さもえど | 作成日時：2023年12月14日 15時
