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「お前、俺のお供になれ!」

その予感は見事的中した。てかどういう事!?

「桃井タロウ。いくらお前の言うことであってもそれは美しくない…、Aは我々脳人のものだ」

ソノイさんも張り合わないで。

「笑わせるなソノイ!Aが脳人に飼い殺されるなんて耐えられん!」

今日会ったばかりなのになんでそこまで言えるのこの人…。

「飼い殺す…?あまり品のないことを吐かすなよ」

一触即発、二人の目線が絡み合う先で火花が散ってる気がする。
そんな今にも取っ組み合いが始まりそうな恐ろしいオーラを纏っている二人、になぜか挟まれて私は腰を抜かしていて、あぁ、一体どうしたら。

『…あ、あの。私用事が』
「なにっ、ならこの俺が連れてってやろう」
『えっ』

拒否する暇もなく引っ張られ気づけば車の中に連れ込まれていた。これって人間界に存在するって言われてる"誘拐"!?ソノニさんに警戒しろって何回も注意されてその度に流してたけど、まさか本当に被害に遭うなんて…。

「お、おい!桃井タロウ、待てっ!」

制止するソノイさんの努力も虚しくその声を掻き消すように大きな音を立てた車が動き出した。

「どうした、車に乗るは初めてか?」
『ひぃぃっ!!!』
「おい、なぜそんなに怯える?別に取って食ったりなどと考えてはいない」
『す、すみません。その、車は初めてです』

怖い、本人はそう言っているがいつ襲われるかも分からない恐怖と共に私的デスドライブが始まった。

隣で豪快に話す桃井さんに何回も圧倒されながらも、なんとか目的地を伝えることが出来た。

一息つき、こっそり持ち歩いているスマホを開き画面に表示されている写真を眺める。
そう、私の目的地は喫茶どんぶら。
噂によるとここにはあの【初恋ヒーロー】の作者、鬼頭はるか先生がアルバイトとして働かれているらしい!

「お前、はるかの友人なのか?」
『いえっ、私ははるか先生が描いてる漫画のファンです』
「ほお、あの盗作騒動のか」

む、やはりそうなるか。
今世間を騒がせているはるか先生の盗作疑惑。私自身はあの噂は信じていない。
だがしかし、その謂れもない噂からはるか先生が傷ついているのではないか…、そう思えばいてもたってもいられなくなる。

ー3→←プロローグ〜縁ができたな〜



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さもえど(プロフ) - *桜もち。さん» こちらこそこのような素敵なイベントに参加できてすごく嬉しいです…!わちゃわちゃ感はかなりイメージしながら書いたので気づいてもらえてハッピーです、ありがとうございます✨ (12月23日 12時) (レス) @page12 id: c71a97a44f (このIDを非表示/違反報告)
*桜もち。(プロフ) - またまたイベント参加ありがとうございます✨ドンブラの皆のわちゃわちゃ感が本家様と凄く通ずる物があってとても面白いです!続き全力待機してます!!! (12月23日 11時) (レス) @page12 id: 17da285f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さもえど | 作成日時:2023年12月14日 15時

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