ガステリア・ミニマ1(マリカチーム2) ページ8
※今回少し長いです
※年齢操作しかない
登場人物紹介
・名取隆明(とりなん)
三人の子供を育てるシングルファーザー。おっさん。社畜。
・沙月(九血鬼)
名取家の長女。16歳。低血圧。
・誠士(愛の戦士)
名取家の長男。15歳。厨二病。
・芽衣(mega)
名取家の次女。10歳。反抗期。
◆芽衣side
寝る前のYouTubeは、もはや芽衣の日課となっていた。
｢ははっ、やっばい！｣
高評価ボタンを押すと、すぐさま他のおすすめ動画が表示される。
｢うーん、何見よっかな？｣
明日も学校なので、時間は限られている。考えあぐねていると、部屋のドアが静かに開いた。
｢芽衣、ちょっと｣
｢なに｣
姉の沙月だ。芽衣は、女子高生なのに化粧っ気もなく、制服を規則通りに着用するような彼女を密かに見下していた。
沙月は何も答えず踵を返す。ついてこい、と言う意味だろう。芽衣はしぶしぶイヤホンをはずし、沙月の後を追う。
リビングに辿り着くと、先客がいた。兄の誠士だ。
誠士は食卓の椅子に腰掛け、テレビを見ていた。
｢テレビ消して｣
沙月がソファに座りながら言うと、誠士はそれに従った。芽衣は少し迷って、ピアノの椅子に座る。
その様子を見届けた沙月が切り出した。
｢さて、来週に控えた父の日ですが｣
それであたしと誠士を呼んだのか。芽衣は合点がいった。
名取家は母親がいない代わりに、父の日は盛大に祝うことになっていた。
｢今年はね、芽衣に一仕事してもらおうと思う｣
｢え｣
名前を呼ばれて面食らう。芽衣は去年まで、兄弟を代表して手紙書く担当だった。
｢お父さんと出かけてきてください｣
｢……やだ｣
｢なんで？芽衣お父さん好きじゃん｣
｢好きじゃないし｣
第二次性徴期を迎えた芽衣は、隆明のことを気持ち悪く感じるようになっていた。
｢好きでも嫌いでも、お父さんの相手はしてもらうよ｣
｢は？｣
沙月が言うにはこうだ。父の日当日、沙月と誠士が家中を清掃し、豪華な夕飯を作る。その間、芽衣が父親を引きつける必要があるらしい。
｢あたし料理作る方がいい｣
｢お前に出来んのか？｣
芽衣の返事に、意地悪な光を目にたたえた誠士が笑った。
｢……むぅ｣
｢じゃ、決まりね。よろしく｣
沙月はそう言うと、リビングから出ていった。
やだなぁ……芽衣は爪を噛む。
芽衣の前を通りかかった誠士が頭を撫でようとしてきたので、手を払った。
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連合(プロフ) - ミカケヒトシ@生ばけさん» 俺もついていきますぜ親分…フォッカチオを食べるために…！！(なんだこれ) (2018年5月31日 23時) (
レス) id: bbfe7f8fa1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカケヒトシ@生ばけ(プロフ) - 連合さん» 告白されてしまった……この気持ち、どうしたら……とりあえずフォッカチオ食うか。 (2018年5月31日 21時) (レス) id: fbce6af44e (このIDを非表示/違反報告)
連合(プロフ) - もうすでに腹筋死にました…フォッカチオはズルい…好きです…(突然の平然とした告白) (2018年5月31日 0時) (レス) id: bbfe7f8fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカケヒトシ | 作成日時：2018年5月30日 17時
