一夜の過ち2(マリカチーム1) ページ17
｢あ、失礼します｣
丁寧に挨拶をしながら入ってきたのは、背の高い生徒だった。
｢1組の先端恐怖症です。せんたんって呼んでね｣
｢俺とりっぴぃ、こいつバケゆか、そっちがにどみ君｣
｢よろしくー。あのさ、馬鹿な話していいかな｣
｢え、なになに？｣
せんたんはリュックから新聞を取り出す。
｢これ、空港で買ったんだけど……ここ見てよ｣
せんたんはテレビ欄のある部分を指さした。
｢うわ｣
｢まじけ｣
｢……(ｺﾞｸﾘ)｣
｢……やばくない？｣
そこには『Ｈ大好き』という文字が印字されていた。
消灯直前、歯磨きをすませ、寝巻きに着替えた四人は布団の上で向かい合っていた。
｢『Ｈ大好き』は日付が変わった2:45から15分間。ずっと起きてるのは辛いから、2:30くらいにみんなで起きよう｣
｢ほんとに見るのけ｣
にどみが半笑いで言うと、せんたんは大真面目な顔でうなづいた。
｢でも、先生の見回りはどうやってかわすの？｣
やっと話すようになったバケゆかが、眉根を寄せた。
｢それについては考えがある。聞いた話によると、全員が寝たことを確認出来た部屋から施錠するらしい。怪しい動きをしなければ、すぐに施錠されるはずだ｣
｢なるほど｣
｢ただ、心配なのはここの階の担当がとりなん先生ってことなんだよな……｣
｢あー｣
とりなん先生は1組の担任であり、生活指導部のトップであった。引率の中では、一番の強敵であることが予測される。
｢それなんだけどさ｣
とりっぴぃが口を開くと、三人の視線が集まる。
｢俺見たんだよね。とりなん先生が売店でビール買ってるの。しかも、北海道限定のやつ｣
｢えぇ、とりなん先生が！？｣
バケゆかが驚く。
｢うん。だから、さっさと生徒を寝かして晩酌すると思う。少なくとも、二時過ぎまで見回りをしているとは思えない｣
｢なるほど｣
｢有力な情報をありがとう、とりっぴぃ｣
｢なんか楽しみになってきたわ｣
｢それ。最初何言ってんだこいつって思ったけど普通にわくわくしてる｣
｢おい！それってyo！｣
四人で盛り上がっていると、とりなんが部屋に入ってきた。無意識に揃って口をつぐむ。
｢おい、お前ら。消灯の時間だ｣
｢はーい｣
｢頼むからさっさと寝てくれよ……消すぞ｣
パチリ、と言う音で電気が消える。
｢また後で会おう｣
せんたんの呟きに、とりっぴぃは思わず吹き出してしまった。
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連合(プロフ) - ミカケヒトシ@生ばけさん» 俺もついていきますぜ親分…フォッカチオを食べるために…！！(なんだこれ) (2018年5月31日 23時) (
レス) id: bbfe7f8fa1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカケヒトシ@生ばけ(プロフ) - 連合さん» 告白されてしまった……この気持ち、どうしたら……とりあえずフォッカチオ食うか。 (2018年5月31日 21時) (レス) id: fbce6af44e (このIDを非表示/違反報告)
連合(プロフ) - もうすでに腹筋死にました…フォッカチオはズルい…好きです…(突然の平然とした告白) (2018年5月31日 0時) (レス) id: bbfe7f8fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカケヒトシ | 作成日時：2018年5月30日 17時
