いつでも、支えてあげるよ。２ (ページ15)

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★side るぅと
る「わ、ちょっとさとみくん！！俺のお金とらないで！！」
ジ「あっはっはっはっ！！」
さ「ゲームだからいいだろ別にｨっw」
こ「るぅとくん…w短気だなあw」
な「ははははははww」
る「短気じゃない！」
な「まあまあ！次るぅとくんでしょ、やり返そう！」
ジ「せやなぁ…w」
る「もぉ…」

その頃僕達は、さとみくんの家で桃鉄をしていた。

な「そういえば…莉犬くん遅いね」
こ「あっ、確かにそうだねえ」
ジ「行くってLINEしとったけどなあ」
る「莉犬ん家全然遠くないですしね」
さ「事故ってんじゃね」
る「ちょっと！！不吉な事言わないでください…」
な「そうだよさとみくん！」
ジ「誰か様子見に行く？」
な「あっ、いいねぇ！」
こ「そーする？るぅとくんとか行こうよ」
る「えっ、僕ですか！？」
さ「相方だろ、行ってやれ」

ということで…

僕が莉犬の様子を見に行く事になった。

る「はぁ…桃鉄でさとみくんに仕返しする予定だったのに……まぁいいや。莉犬どうしたんだろ」

莉犬の家に着き、チャイムを押す。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ♪

しばらく経っても返事が無く、もう一度押しても出ないので「莉犬ー！」と呼びかけてみる。でも返事はない。

おかしいなあ…

しょうがなく、僕は合鍵でドアを開ける。

る「おじゃましまーす、莉犬〜…？いる？莉犬ー、僕だよ〜」

家の中を探し回っていると、トイレの方から莉犬の声が微かに聞こえた。

る「莉犬…？トイレだったの？それなら言ってくれれば良かったのに……」

どうやら鍵を閉めてないっぽい。
僕はトイレのドアの前に立ち、軽くノックをする。

莉「る、るぅ……るぅちゃ、ん……」

すると莉犬は重い足取りでトイレから出てきたのだが、その姿は酷いものだった。

口周りはべしゃべしゃに汚れていて、顔色も悪く、汗が凄くて、
一瞬の沈黙の中、お腹がグルグルと、不気味な音を立てているのが聞こえた。

る「……り、莉犬、？」

ﾌﾗ…

ﾊﾞﾀｯ

ー！？

僕が名前を呼ぶと、莉犬は力が抜けたように、僕の体に倒れかかってきた。

る「莉犬！？莉犬！しっかりして！どうしたの莉犬…！？莉犬！！」