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思ってもいなかった言葉に顔が歪む。
どこまで私をいいように使うんだ。
昔みたいにお互い純粋で仲良かった頃には戻れないの?
君はもう優しくなんてならないの?
私の返事も待たずに彼は私の体を求めて来た。
私は静止することなく流れに任せて行く。
いつもより少し激しい。
右肩もいつもより強く噛む彼。
そんな彼が愛おしくて、私は私自身のこの感情を利用することにした。
「気持ちいい」
普段わたしから何も言わないだけあって彼は驚いている。
驚いて動きが止まっているあたり、すごく可愛いな、なんて思う。
私はそんな彼の肩を軽く噛んで、彼の桃色の唇に自身の唇をくっつけた。
「契約違反2つ。もう今日でこの関係は終わりだよ」
声が震えてる。
熱くなってきた目頭に少し力を込める。
泣いたら負けだ。
「そんなの許さない」
そう言った彼の顔は怒っているというより傷ついている顔に見えた。
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作者名:ゆうたろう | 作成日時:2018年3月20日 0時