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Daiki side
「わかりました」
最後にするって伝えると大人しく着席して運ばれてきた料理を食べ始めるA。
「俺はAが好き」
「……。そんなの嘘。ただ、体を重ねる相手が居なくなって恋しくなっただけですよ。」
「高校の時からずっと好きだったよ」
目の前で泣き出すAに触れたいけど触れられない。
「じゃぁ、なんで体の関係持った時契約なんか作ったんですか」
「どんな理不尽なことしてもAは俺を好きで居てくれるっていう安心感が欲しかったから」
「そんなのっ!」
嘘じゃないよ。
でも何を言っても信じてからなそうだから……。
「私も好き、ずっと好きだった」
直接言われてこんな状況の中喜んでしまう自分がいる。
「今すぐに付き合うとかAが混乱しちゃうと思うから友達からでいいから俺と昔みたいに戻ってくれませんか」
沈黙。
この沈黙が何分にも何十分にも感じるのは俺だけなのだろうか。
「友達からなんて嫌だ」
え
「私は混乱なんかしない!だから私と付き合って……。大貴」
久しぶりに呼ばれる名前。
「こちらこそ」
.
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作者名:ゆうたろう | 作成日時:2018年3月20日 0時