白狐は土地神様。弐【刀剣乱舞】

交 -分交- ページ18

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現実＿＿＿＿


篝から身体を貰い受けた璞は＿＿＿＿ゆっくりと目を開いた。

その目は璞の本来の翡翠色では無く､金眼銀眼のオッドアイをしていた。


既に“銀川篝”と言う人間の関係者達の記憶を消し去り＿＿＿＿使われた道具や入院部屋､入院していたカルテまで全て消去した。

残っているのは＿＿＿＿篝に異常な愛情の執着をしている耀のみ。篝に関する記憶は消した。

頭を少し弄って愛情から性への執着をさせ､闇オークションへ売りに出した。
だから二度と普通の生活など出来ないだろう。


璞『さて遅くなったが本丸へ帰るか。
眠たくなって来たからな。』


赤い短髪を白い長髪にして､金眼銀眼のオッドアイを翡翠色に戻した。

懐に入れていた水扇子で水の扉を作り､本丸へ向けて転移をした。

＿＿＿＿＿＿


本丸に戻った我は､すぐさま縁側に居る分身体の元へ向かった。

まだお茶を飲む仕草をしながら､ポヤーンと座っている分身体が居た。

分身体は我の姿を認識したようで目を合わせた。


璞『お疲れ様。』


我がそう言うと分身体は頷き､水の姿に戻って我の元へ帰って来た。

分身体が座っていた場所に我は腰を下ろし､捻挫している左足首に妖力を送った。

すると痣になっていた左足首が元に戻り､ゆっくりと左足首を回して治ったかを確認した。

気 -気知-→←望 -望体-

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